公園で見知らぬ女の子と遊んだ小学生の時の不思議な体験談

不思議な体験談

私が小学2年生だった頃のお話です。
ある日、私はいつものように放課後に友人たちと近所の公園で遊んでいました。その公園は比較的広く緑が多いものの遊具が少なく、子どもたちが決まって鬼ごっこやかくれんぼなどをして遊んでいました。

その日も数人集まった仲間でかくれんぼをしようということになり

鬼を決めるジャンケンをしているときに突然「私も入れて!」と女の子が私たちの輪の中に入ってきました。髪を二つに結んでニコニコしながら親しげに私を見たその女の子をそれまで見かけたことはなかったのですが、きっと近所に住む同じ学校の子だろうと思い一緒に遊ぶことにしました。

その子を入れてもう一度ジャンケンをし、A君という男の子が鬼になりました。鬼が10数えている間に私たちは四方八方に駆けていき、私は公衆トイレの裏に隠れました。この公園では何度もかくれんぼをして遊んでいたため、みんなが隠れる場所はだいたい決まっています。A君は次々と仲間を見つけていき、私もすぐに見つかってしまいました。

見つかった人たちは鬼に加わりみんなで隠れている人を探します。しかし20分、30分と探してもなぜかあの女の子が見つかりません。「あの子帰っちゃったのかな?」A君が言いました。

私たちは何となく不思議な気持ちを抱えながらも、夕方のチャイムと同時にそれぞれ家に帰りその子について気に止めることはありませんでした。
翌朝登校すると、A君の席の周りに昨日遊んでいた仲間たちが集まっていました。

「どうしたの?」と私が問いかけると

仲間の一人が「あの子幽霊かもしれないんだって!」と少し興奮ぎみに言いました。するとA君が不安そうに私に話し始めます。「昨日の女の子だけど、一緒に遊びたいっていうから仲間に入れたのに一人で帰っちゃうって変だなと思ったんだよね。

それで、もしかしたら僕たちが帰った後も隠れてたらかわいそうだと思ってお母さんに話してみたんだ。そしたらお母さんが、その子2つ結びだった?って言うから、なんでわかるんだろうと思って聞いたら…」

A君の話はこうでした。A君のお母さんが子供の頃あの公園で事故があったそうです。遊具の破損が原因で小学生の女の子が犠牲になり、あの公園の遊具は撤去されてしまいました。事故の後、公園で子供たちが遊んでいると亡くなった女の子の霊が現れるという噂がたちました。

A君のお母さんも公園で遊んでいたところ、見知らぬ2つ結び女の子が入ってきて一緒に遊んだものの、帰り際にはその子を見かけなかったという経験をしていました。未だにあの公園では亡くなった女の子の霊が一緒に遊ぶ友達を探しているようなのです。

その後私がその子を見かけることはありませんでしたが、その場所で遊んでいた子供たちが同じような経験したという話を何度も聞きました。今もあの女の子は公園をさまよっているのでしょうか。公園の片隅には今でも花束が置かれていることがあります。