意味怖 答え解説付「ベッドの下」「廃墟の壁」「放送室」

意味がわかると怖い話

意味がわかると怖い話の「ベッドの下」「廃墟の壁」「放送室」を紹介。2ちゃん発祥のクイズのような推理のような、怖いけどクセになる不思議で面白い意味怖を答え解説付でまとめました。サクっと読めるよう短編を中心に、少しでも怖さが和らぐように恐怖の意味怖を猫が、意味怖の解説(答え)を犬が語ります。

意味怖 答え解説付「ベッドの下」

中学生の頃、友達の家に皆で集まって試験勉強をしていた時の頃。
仲間内ではその子だけ自室+ベッドで寝ていて、うらやましいなーという会話から、
都市伝説の、鎌を持ったおじさんがベッドの下に潜んでいる話になった。
その話を聞いて、友達は
「そんなのいるわけねーじゃんw」
と言ったので、皆で一斉にベッドの下を覗くと、そこには何も無かった。
つきあたりの壁まで、埃の玉一つ落ちていなかった。
彼は頭を抱えて絶叫した。

(ベッドの下に置いてあった 大事なものが盗まれていたのだろうか…

意味怖 答え解説付「廃墟の壁」

俺が小学生の頃の話。
俺が住んでいた町に廃墟があった。
2階建てのアパートみたいな建物で、壁がコンクリートでできていた。
ガラスがほとんど割れていて、壁も汚れてボロボロだったから、
地元の人間でも、あまりこの場所に近づくことはなかったらしい。
ある日俺は、友人と肝試しをすることになって、この廃墟に行くことにした。
まだ昼ぐらいだったから、建物の2階まで上がって建物を探索した。
そしたら並んでいる扉のひとつに、文字が書いてあるものがあった。
友人と近づいて確認してみると、扉の前に
「わたしは このさきの へやに いるよ」
と書いてあった。
俺と友人は扉を開けて中に入り、先に進むことにした。
歩いて行くと分かれ道に突き当たって、壁に
「わたしは ひだり に いるよ」
と書いてあった。
少し怖くなったけれど、俺と友人はそのまま左に進むことにした。
すると両側に部屋があるところに突き当たって、壁に
「あたまは ひだり からだは みぎ」
と書いてあった。
友人はこれを見た瞬間に、半狂乱になって逃げだした。
でも俺はその場所にとどまって、勇気を出して右の部屋に行くことにした。
部屋に入り進んでいくと、突き当たりの壁に
「わたしの からだは このしたにいるよ」
と書いてあった。
下を見ると
「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」
俺は急いで、その部屋の窓から飛び降りて逃げた。
それからはもう、その場所には近づいていない。

(『ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね』
という一文だけ最後に
「書いてあった」
とは書かれていない。
つまり、これは実際に聞こえてきた
「声」なのだろう。

意味怖 答え解説付「放送室」

80年代前半の出来事。
午前10時過ぎ、2時間目の授業の最中、放送の流れるスピーカーの電源が入り、
「・・・さい。・・・なります。・・・さい。・・・なります。」
と、抑揚の無い棒読みの、低めの大人の女性の声で放送が流れる。
1・2年生には泣きだす児童もいたため、1,2年生の担任の先生は教室に待機。
3年生の教室に居た3年の担任の男性のA先生が、
生徒を落ち着かせた後真っ先に放送室を確認に向かう。
続いて4~6年生の担任等他の先生や用務員が駆けつけ、
真っ先に駆けつけていたA先生に情況を聞くも、
「放送をした者を確認できなかった」。
当時、学校にいた女性の先生は皆授業中だった。
学校では、外部の者が学校に侵入し行った悪戯として、防犯体制を強化した。

俺が小学校に入学するだいぶ前に起きた事件。
真っ先に駆けつけた3年生の担任のA先生は、
その事件の日から体調不良を理由に、仕事を休むようになっている。
他の先生たちで代替の授業を行ってA先生の復帰を待ったけど、
A先生は結局3週間ほどで退職。
3年生の生徒が手紙を書いたり連絡を取ろうとするも、連絡はつかなかった。
さらに、A先生は精神病で病院に入院しているという噂が流れる。
件の流れた謎の放送、「・・・さい。・・・なります」、はボソボソとした口調だった為、
生徒の間で、こう聞こえたー、いやいやこうだー、と様々な意見が流れたが、
一番多かった意見が、
「見ないでください。おかしくなります。」

(真っ先に駆けつけたA先生は
『放送をした者を確認できなかった』
と言っているが実は何かを見てしまい、
精神的におかしくなって入院してしまった。