生まれて初めての心霊体験はおじいちゃんでした

感動する心霊体験談

自分が小学校6年生の修学旅行で体験したお話です。

神奈川県在住。Tさんの体験談。

修学旅行で奥日光に一泊二日で行く事になり、出発当日の朝、小学1年生の頃亡くなった祖父の仏壇に手を合わせ「行ってきます!」っと元気に挨拶をして出発しました。

日中は友達と観光地を周り楽しい一日を過ごしました。その日の夜は、友達との夜という事もあり男子の部屋も女子の部屋も就寝時間近くまで騒がしかったです。

自分達の担任はマラソン大会などが趣味で、地方に出掛けて大会に出るなどしていたので、自分を落ち着かせる意味を込めて男子と女子を男子の部屋に集めて色んな地方の話をしてくれました。

就寝時間が来たので、担任は女子を部屋に返して寝るよう促しました。自分達男子は案の定落ち着くはずもなく、騒いでいました。

男子も女子も騒がしかったようで

男子の部屋には担当が、そして、女子の部屋は副担任が来て寝るよう促していました。担任もわかっていたようで、「話をしてあげるから、静かにしなさい!」、っとまた地方での話をしてくれました。

その話がいつしか担任には「霊感があり、心霊体験も沢山した。」っと言う話になっいて、実体験の怖い話をしてくれました。

「大会の前入りで地方に行った時、宿泊施設をを取って居なかったので車で寝る事にしたんだ。夜11時過ぎだったかなぁ?湖がある公園の駐車場に車を停めて、寝ようと思ったんだけど、運転した後すぐだったから少し落ち着かなくて、ちょうど湖の周りが走れるようになって居たから軽く走ってから寝ようと思って、一周15分位だったかなぁ?汗もかかない位でちょうど良くて、一周走って車に戻ったんだ。駐車場には先生の車一台しかなかったんだ。けど、なんか見られてるなぁ?って気がしてたんだけど、いつもの事だと思い気にせず眠りについたんだけど、2時位だったかなぁ?車を叩く音で目を覚ましたんだけど、同時に金縛りにあって動けなくなったんだ。やばいかなぁ?って思ったんだけど、思った瞬間には車の周りに沢山の人が居て睨まれてたんだ。そして、車を揺らしはじめたんだ。先生怖くて、ずっと念仏を唱えてさぁ?帰ってくれ帰ってくれってずっと祈って居たら体が軽くなって動けるようになったんだよ。とにかくここから逃げようと思って車のエンジンをかけようとしたんだけど、かからなくてさぁ?もう怖くて布団を頭からかぶり朝がくるまでじっとしてたんだ。それでも声だけは聞こえてたから、ずっと念仏唱えて早く朝になれ?って祈ってたんだよ。やっと朝が来て周りも静かになったから外に出たら車にびっしり手形が残って居て、大会出るのをやめて家に帰ったよ。」

っと話してくれた時、自分は暗がりに映る先生の影の方を見て居ましたが、先生の後ろに青い何かが立っているのに気づき、「先生の後ろに青い人がいるけど、副担任先生ですか?」っと聞きました。

自分が担任に聞いた瞬間、「電気をつけろ!」っと担任が他の生徒に言い、自分の背中を叩き始めました。

「大丈夫か?気持ち悪くないか?まだ見えるか?」っと担任は自分に確認してましたが、「大丈夫です。叩かれている事が痛いです!」っと自分は担任に伝えました。

担任も一安心して、「怖い話をすると幽霊が集まりやすいから、」っと言って自分の背中をしばらくさすっていてくれました。

その一件もあったせいか皆んなも静かになり、そのまま寝てしまいました。次の日帰るバスの中で自分が「幽霊を見た!」っと言う話が皆に広まっていて噂になっていましたが自分は「何を見たんだろ?」まだわかっていませんでした。

家に着き、母にその話をしたら「それ多分・・・じいちゃんだよ。」そう言うと、写真を見せてくれました。その写真には青い背広を着て奥日光の観光地で写真を撮る祖父の姿がありました。

「じいちゃんは奥日光が好きだったんだよ。きっとあんたが心配だったし、奥日光行きたかったからついていったんだよ。」っと笑顔で言われました。

自分は「本当かなぁ」っと思い

後日担任に「先生の後ろの人の顔見えました?この人でしたか?」っと確認したところ、「見えたよ。この人だよ。」っと言われました。

その言葉を聞いた時、怖いっと思うよりなんだか心がほっこりっとした初心霊体験でした。この体験を機に次々と怖い思いもするんですけどね。