洒落怖の名作「霊感が強すぎて三つの神社クビになった神職だけど質問ある?」 長編体験談
洒落怖の名作「霊感が強すぎて三つの神社クビになった神職だけど質問ある?」を紹介。普段触れることのない神職の語り手が、不思議で怖い体験談を2ちゃんねるの洒落怖掲示板に投稿、長編でもすらすら読めるほど面白い、洒落にならない怖い話を猫と犬が紹介。
洒落怖の名作「霊感が強すぎて三つの神社クビになった神職だけど質問ある?」




こんなのとこんなのとこんなの!って分けて!興味あるやつ聞くからかいて!


つってもエピソードとしては別だから
一社目→ポルターガイストでクビ。
二社目→お祓いした案件が触れちゃいけないものでクビ。
三社目→悪霊払いでクビ。
神社をクビになったエピソードはこんな感じ。
神主っぽく書いても堅苦しくなるから普通に書いてます笑
そんな大和言葉常に言ってないって笑


神社としては社格もあって観光地ってことでそれなりに参拝客や祈祷もあったので忙しかった。
霊感が強いのが分かったのは小学校高学年ぐらい。
祖父が死んだんだけどずっと遺体の隣にいて
え??分身したの??と思いながら一月半ぐらい一緒に生活してた。
葬式もやったけどいるから実感がなくてみんな泣いてる中??って感じで過ごしてた。
これが霊現象?を記憶の中で感じた一番初めです。

いや、あったからどうだってわけじゃないんだけどさ


神社の基本業務としてあるのが御祈祷、外祭、巫女がいない時に御朱印とお守り頒布、掃除などがある。
まぁあとは事務仕事なんだけど一社目の神社じゃ新人は外祭に回されるのが伝統になってた。
なので一年目から外祭担当で地域の色々なところに車で行ってやってた。
外祭の主な種類は地鎮祭とか神葬祭、清祓や御霊祭とか。
今思うと二つ目に言ったところが良くなかったんだと思う。


それでもって人生で初めて一人でご奉仕した一件目は神葬祭だった。先輩から習ったことを真剣に思い出しながらやって緊張してたけどなんとかこなせた。
大体奉職して二ヶ月目のことかな。
二件目が本当に良くなかった。二件目の内容が清祓。ようするに引っ越しや良くないことが起こったりした時に浄め祓う為に行うのですが
その場所がつい先日女性が自殺したという曰く付きの場所らしく不動産会社として清祓することでお祓いしました、という文句を付けたい為に依頼したものだった。

部屋に入ると感じる重々しさ。やっぱりこういう現場は雰囲気が違うのね。
でもやむなし!やるしかない!
斎場を補設して神饌をあげて祭事を始めようとするんだけど、トマトが落ちる。神饌は案という机の上に三方っていう台に皿を引いて乗せるんだけど何故かトマトが落ちる。
大根とか色々乗せるのになぜかトマトだけ、しかも落ちるだけじゃ、衝撃少ないはずなのに潰れる。
三個全て落ちて潰れてしまったので仕方なくそのままやることにした。


なんだかんだ順調にお祓いは終えて立ち会った業者に挨拶して帰ろうとしたら見慣れない顔が一人部屋から一緒に出てくる。
こんな人いたかなと思いつつ車に荷物乗せて車を出そうとしたら助手席にその人が座ってる。
んん???と思い、「車間違ってませんか?」と話しかけてもひたすら前を向いてる。
急いで車降りて業者さんに「あの人知りませんか?」と聞いても
「何言ってるんですか?笑 神主ジョークですか?怖いからやめてくださいよーww」
と言われてしまいあ、これは人外のモノなんだ、と理解した。



唱えてると苦しそうな顔して睨んでくるから困った。
これからこの女性の幽霊は神社に住み着きます。
何故か本殿近くには入れないらしく本殿より離れた社務所や神楽殿、神饌所にいつもいた。

それも僕の業務に関わることで。
たとえば朝早いお祭りの時は前日に神饌は予め組んでおいて当日の朝運ぶことになるのですが
それが朝見たら全部崩れて床に潰れて落ちてる、とか
私が担当のお守りの発注先に無言電話がひたすら入ってるとクレームが来たり
僕が使った後のトイレで鏡が割られてたり
宿直で寝てたら人の声がして起きても誰もいないとか色々業務に支障が出る事象が起こりました。


そんなこんなの幽霊と一緒に仕事をしているある時放火未遂が起きた。
ボヤ騒ぎってヤツですかね。
幸い火は消し止められたんだけどそれがまた不思議な話だった。
ある通報した近所の人の話によると裸足の黒いワンピースのようなものを着た女性がバケツで水をかけて火を止めていたという。
そのバケツも現場の近くに置いてあったが、それは神社の所有のもので使われてない倉庫のものだった。
誰も出してないのに。
結果タバコを吸ってる僕が放火の犯人にされて今までやらかしたこと(霊がやった事)も含め被害届は出さないから自主退職してくれってことで実質クビになりました。
ちなみに被害届が出され経歴に傷が付いたり、クビにされると家の出がよくない限り神社界では未来永劫干されます。
宮司さんなりの配慮だと思ってます。


これは支援


鳥居から出る時女性の声がした。
「今までありがとう 楽しかった」
これは後々不動産業者に行き分かったことだが
私が依願退職した日は清祓した女性の49日目で
また自殺した時、女性は黒のワンピースを着てたらしい。
とはいえ結果職を三ヶ月半で失ったので人生絶望でした^ ^

関係あるなら残業代出してくれと思いますがそこまで金のある業界でもないのでわがままは言えないっす。


なんだかんだ神社に来たら心地よくなったのかなと思ってる。
んじゃ二社目行きます。時間かかるかもですがよろしくっす。
クビになった一社目の宮司さんや職員も薄々僕がやってないことには気づいてたと思う。
でも実際神社の奉仕に支障も出てたもんだからクビにせざる終えなかったと思う。
その証拠として宮司さんは転職先を紹介してくれた。
それは同じ県内の中規模神社。なんせ人が足りないから誰でもいいから欲しいとのことだった。

人が少ないこともあり、わりかしオールマイティにこなせば成らず前の神社よりかハードな日々でした。
また最初はクビの理由も理由だったので冷遇されており悲しい日々を過ごしてたが気づけば皆に受け入れられ順風満帆な神主生活を二年近く送っていた。
成仏という概念が固定概念なのかもしれないのか。



でも縁や繋がりが薄い人とは薄く見えたり声だけだったりする。
だから霊感はそんなないと思う。
二年間何も霊を見なかったわけではないが、仕事に支障を来すものは無かったので良しとしてた。
そんなある日ある御祈祷の依頼が来た。
簡単にいうと心霊写真の御祈祷だね。
とはいえ心霊写真のお祓いの仕方なんて学校じゃ習わないしあんまり神社に来ることもない。
依頼をしてきたのは老夫婦だったんだけど
写真の内容は夫の足が映らなくて顔が明らか違う人になってるというものだった。
たしかに見ると足は映らないというより薄く見える。とはいえ光の関係で写真の下の部分が白くなってるのでその影響なんじゃ?と思う程度。
顔もまぁたしかに違うようにも見えるが…ぐらいの具合だった。


こんだけ細かく話してたら知ってる人がいたらどの道分かるでしょ


まぁ全国各地あるので僕のことを知ってる関係者以外はわからないと思うけど。
ちょっと先輩に呼ばれたので席外します。
途中ですみません!今日は休みなのでまた時間見て書きにきます。

つまりそういうやつは弾かれる

トラブルの種になりやすいんでしょ
触らぬ神に祟りなしとはよく言ったものだね
まぁ、神じゃなくて霊だけど






もちろん残業代なんて出やしませんし休日出勤なんて当たり前
あくまで奉仕なんで仕事じゃないんでっせ
続きっす
ただまぁ初穂料出して頂く限りはやらざるえない。
とりあえずお祓いと祝詞をあげて写真はこちらで引き取る事にした。
次の日に異変は起きた。写真が黒ずんで見える。
顔と足の部分が。
黒ずんで見える……ごくり……


見てくれてる人いて嬉しい!
まぁ釣りか実話かは読み手の判断に任せます。
ただ僕が体験した事なので。

僕「Aさん、すみません、、、昨日の昼の御祈祷の件なんですけどこの写真どう思います?」
写真を取り出そうとする
A「なに?写真?」
僕「はい、昨日老夫婦が二時頃来て僕御祈祷したじゃないですか、心霊写真の…」
A「お前なに言ってんだ?昨日の昼は俺と一緒に大祭の準備しただろ?」

しかし御祈祷番だった僕は途中で抜けて老夫婦の御祈祷を担当したのだ。
でもこれは普通にA禰宜の勘違いで幻覚では無かったw
さすがに人の記憶まで変わると霊感云々の問題じゃ収まんねーわ
「この写真ですけど…」


1の不遇に同情するわ
霊感ないけど信じてんだよなその存在をな


僕「一月前に町の○○湖の畔らしいです」
A「困ったな…」
僕「なんかあったんですか?」
A「これを見てくれ」
A禰宜が出したのはファイルの中に無造作に置かれた写真の数々。7,8枚あった。
全てが同じように黒ずんでおり中には真っ黒のものもあった。
そして全て同じ湖で撮られたものだった。

つまりこういうものだった。湖にあった湖の主を祀った神社を十年前にうちの神社と合祀して以来このような写真を撮られているという。
神社職員はこの写真の原因を主(神)の怒りであるとし三年前に鎮魂祭を行う事で鎮魂したと思っていたらしい。


ま、神様を浄め祓うなんて言語道断だよね。
社務終わりに巫女を含めた職員全員で会議を行う事になった。
宮司「今回の件は新人である1くんに伝えてなかった私どもにも問題がある。」
僕「本当に申し訳ありませんでした。しかし今回の一件は何処に問題があるのでしょうか。」
A禰宜「たしかにそう思うかもしれないが実は先ほど見せた写真に写った人物、みんな何かしらの死因で一ヶ月以内に亡くなっている。今の宮司の父で先代の宮司も鎮魂祭を行なった三年前に亡くなった。」

しえん



湖の主というのが大蛇らしく
昔湖に大蛇がおり、その大蛇に人々は今で言う生贄を捧げて納めていたという。
生贄はその年で一番早く生まれたものを捧げることになっており、村から年に一人八月に赤子を捧げることになっていた。
ある年の冬、男の赤子が生まれたという。
その妻は赤ん坊を生贄にしないでくれと言い残り命が尽きた。
男は村の掟を破り、逃げ山奥で暮らし始めたが村の者に見つかり赤ん坊を取り上げられたという。
八月の生贄捧げの祭りの晩、男は赤子を助けるべく湖に行った。
その男が見たものとは百尺を超える大蛇で腕だけになった赤子の腕だけだったという。
男は狂乱し大蛇に鍬を何度も突き刺して殺したという。命に代えて。
それから湖は荒れに荒れ湖から流れる下流の川も氾濫を起こし生贄の文化は江戸の半ばまで続いたという。
こういうものだった。
続けて続けて





神は神でも荒御霊ってやつか



当時の祭儀記を見ると変わった点でいうと
赤子の饅頭を五つ置いて湖の中に投げる。
饅頭っていうのは大陸の影響だろうけど。
そして饅頭が全て沈むまで祝詞を唱え
他の神職がお祓いの大麻と塩湯を振り撒く。
沈んだところで四方に木を立て注連縄を張る。
だいたいこんな感じだったという。
ちなみに鎮魂祭自体は古来の室町あたりに生贄を捧げる際に行われてたものを踏襲してるらしい。

今日中に書けたらいいな。
長いかもですが、よろしくっす。
まぁ特別な祭儀って言ってもたぶん一般の方は分かりにくいと思うけど基本的に祭事は神社本庁である程度決まっている。
ただそれは神宮祭祀を元に作られており、あとは一社の故実、いわゆる代々守られていた神社のやり方に従えとあり、今回のも一社の故実の一つであろう。
本来は大麻と祝詞は別々に行うものである。

A禰宜と視察で次の日湖に訪れることになった。
湖は写真では深い青色をしていたのだが
その日の湖は緑色をしていた。
A「あの時と同じだな…」
十年前もこのような色をしていたらしい。
翠の湖は何処か美しく人を引き寄せる感じがした。
A禰宜は淀んだ空気がするから今日は引揚げよう。これ以上近づくと俺らにも悪い影響が出ると言っていた。


しかし神明(天祖)系、八幡系、稲荷系、出雲系など祭神によって系統が分かれてます。
次の日ある電話がかかってきた。
この前御祈祷に来た老夫婦の奥さんからで
内容は昨晩旦那が亡くなったというものだった。
この夫婦は実は最近湖の村に越してきてその湖の曰くを知らなかったという。
泣きながら話す奥さんの電話は僕の心に深く突き刺さりその奥さんは気持ち悪いのでこの村を出ると言い残し電話を切った。
そして夜に神事が執り行われることになった。
本来神事とは神の時間である夜に行われるもので伊勢神宮とかも夜に行われている。
その時に禰宜さんに言われて気づいたのだが
その日は旧暦の8月23日、つまり昔生贄を捧げていた日であった。



そして何をトチ狂ったか僕が原因だから僕がやれと言い出した。
元々言ってなかったのお前じゃん…と思いつつ神事の斎主を三年目の僕がすることになった。
昼は晴天であったにも関わらず夜になると村は大雨に見舞われ神に邪魔されてるように感じた。
偶然かもしれないけど。
あとに話を聞くと村と離れたうちの本務社の方では一切雨は降ってなかったという。

神饌の饅頭を湖に投げ饅頭が沈むまで祝詞をあげる。
しかし一向に饅頭が沈まない。
濡れて読むのも難しくなる祝詞を繰り返しあげつづける。
ここからが僕にも不思議な話なのだがふと雨が止んだ。
雲の切れ間から月の光が湖を照らした瞬間、ポタンッと饅頭が全て沈んだ。
僕自身神様を体で感じたことはないけどこの瞬間神様だ、と言いたくなるほど神様を感じた瞬間だった。

神事は順調に事を終え神社に戻った。
僕と一緒に行った神職以外はもうみんな帰宅しており、その日は神社に泊まった。
次の日宮司から依願退職を勧められた。
というのも君に災いが降りかかるかもしれない、そして神社にとって死は穢れだから死に片脚突っ込んだ君を置いておけないと。
おいおい、それは理不尽だろと思ったがA禰宜が一つ教えてくれた。
「実は今まで写真に写り、唯一生き残った人がいる。その人は外から来た人で村にそれ以来来なかった。もし僕くんが生き残れるとしたら外に行く事なんじゃないかな」
もうこの際どうでもいいやと思い退職という名の実質クビを味わい、なんだかんだまだ生きてます。
ただもうあの地域には行きたくないけど。

人居なそうなので一応レス返しときます。
意外と面白くて期待

1も都度確認しないのも、良くないけど
責任感なのか楽天家なのか、わからんけど
逃げないのは好感が持てるな


ちなみにそれ以来神社では毎年鎮魂祭を行うようになったらしいっす。
神に仕える人でも、自分が可愛いのかよ


災いが起きてからの鎮魂祭となるとまた職員がクビにされるかも
神社界は闇ばかりっす
相性とかあるみたいだしねー



大学時代の同期の斡旋でとりあえず何でもいいから仕事くれってことで紹介してもらった。
ちなみに二社目から一年経ってからの話っす。
というのも死ぬかもしれないと思ったら働いてるのがバカらしくなって一年遊んでたら貯金もなくなってきたしあれ?俺死なないじゃんって思ったから。


ちっちゃいこととかも。

とはいえより都に近づいたので個人的には嬉しかった。
まぁ始めは二社目同様冷遇されて業界が狭いから噂もすぐ広まっておりついたあだ名は疫病。
疫病神からもじったんだろうけど神は悪口に使えないからという謎配慮で疫病と呼ばれてた。
ちなみに何がどうしたか流れてた噂は根も葉もないもので痴漢とか巫女さんとデキ婚で追い出されたとか。
まだ結婚してねーつーの。



まぁ陰口叩かれ冷たい目をされてた為に精神衛生上よくなかったらしく若かった時ほど根気もなくなっていて日に日に病んで行った。
もちろん最初は否定してましたよ!でも○○神社の○○から聞いたとか犯罪者はまず否定するとか根拠もない事をグダグダ言われて途中から言い返す気もなくなった。

仕事もよく失敗するようになり、うまくいかなくなっていった。
誹謗中傷は止まず、むしろこじ付けのネタに使われる一方だった。
そんなある時、上の神主さんにある案件を言われた。
この人はお宮で唯一僕に対して悪口も言わずただ他とも喋ろうともしない変わった人で仮にB権禰宜とする。
「1くんさ、違ったら良いんだけど霊とか見えたりするでしょ。」

B「ふーん…私見えるんだよね」
正直業界で初めて公言してきた人に出会った。
僕「!?!見えるんすか?みんな知ってるんすか??」
B「知ってるんじゃない?だから気味悪がって話しかけてこないんだよ。宮司は知ってるからヤバそうな案件は僕に回してくる」
たしかにBさんは外祭がやけに多い。三社目は神社に珍しく外祭手当が出るもんでみんな外祭の取り合いをするのだがBさんの外祭に関しては羨ましがったりしなき。


権というのは代わりとか補佐って意味合いがある
たとえば大きいお宮だと宮司の下に権宮司ってのがあったりする。宮司の補佐って意味ね。

僕はこの人は何をしたいんだと思った。
ただやはり実力はあるようで宮司も僕の同行を認めてくれた。
車の中では意外にもBはよく喋る気さくな人だった。
親父肌というか僕がクビになった理由とかも話すと同情してくれてこの人になら抱かれてもいいと思った。
サンクス


久々の良スレ



結局は血筋が問われる業界だから見えるかとかどうかは関係ないと。むしろ人と違うので気持ち悪がれるらしい。
ま、そんなのは薄々感じていてやっと確信持てたって感じかな。
それからBさんとのお祓い生活が始まった。
Bさんは権禰宜という高くない役職だけど誰も意見を言えないらしく僕もそのおかげで陰口を叩かれる回数が減っていった。

ただ三社目は近くに呪いで有名な木があり、ようするに丑三つ参りってやつ、藁人形を木に打ち付ける。
あれって効果あるの?って思うだろうけど人の怨念っていうのは怖いものだ。
あれを用いて人を不幸にさせるかは分からないが怨念のこもった人形は確実に周りに悪影響を及ぼすという。
Bさん曰く憎む気持ちが強ければ強いほど悪霊を引き寄せ確実に人の心を蝕んでいくという。

大体週に一つ。多くて二つとか。それなら見張っとけばいいと思う人もいるかもだけど丑三つ参りには人に見られてはいけないという制約があり、昔見張ってた人が襲われるという事件以来見張りは置かないことにしたという。
たしか奉職して三年経ったぐらいだと思う。

毎度のことお祓いを行うが次の日もまた次の日も一週間に渡り続いた。
しかもそれはすべて同じ人が作ったもののようだった。
あまりにも気持ちが悪い為、僕の提案で木の周りに木が傷つき危険な為云々というビラを貼ろうということになった。
次の日どうなってるかと気になり見に行くと遠目から見たら紙がない。
もしや剥がされたかと近づいてみると
紙の上一面がザクザクザクザクザクザクザクと藁人形と釘で埋まっていた。
昼間でも嫌な空気で近づくと気分悪くなる


前から知っていたけど呪いの相手は旦那。つまりやってる方は女性。
気持ち悪いなぁと思い一面見渡すと二体だけ違う人のものがある。
僕とBさんだった。


Bさんも初めてのことで驚いたようで動揺していた。
とりあえず現場に行かなければということで宮司に行って現場に向かうことにした。
車での会話で一つ謎が生まれた。
丑三つ参りについて知ってる人は分かるだろうけど
今の丑三つ参りでは体の一部、つまり一般的には髪や爪などを入れる。(ちなみに昔はそんなことなかった。)
もし仮にそいつがちゃんと儀礼を行なっていたとしたらそれはどこから手に入れたのだろう。

神主が来るまでとりあえず木の近くには寄るなという事で木が生えてる下で立ち話をしていた。
Bさんと僕はとりあえず木のもとへ行く。
二人で確認してもやはり二人を対象にしたものだった。
とりあえずこの藁人形を外さなければということで
装束に着替え狩衣を着てお祓いをした後に丁重に一体ずつ釘を抜いていく。


ちなみに他のものは名前がなく何故私たちだけと考えたら一種の見せつけの意味があったのだと思います。
これ以上邪魔するなという。

Bさんが抜くのに苦戦していた。
あぶないですよ、代わりますかと行った途端抜いた衝撃でBさんは山から落ち10mほど下の木に当たった。
そっから地味に大変で氏子の人に病院まで送ってもらい僕は氏子の人が見てる中一人で釘抜きを行う羽目になった。

生きてる人間が一番怖いってオチ?

氏子さんたちの数考えるとそうでもないのか


ただBさんの元へお見舞い行くとBさんがこんなことを告げてきた。
B「1くん、もうあの場所には行くな」
僕「え?なんでですか。あの場所またやられますよ。取らないと悪い念が篭るってBさんが言ってたじゃないですか」
B「もう遅かったんだよ。俺は落ちてる最中に見たんだ。 」
僕「!?!」
B「1くんの隣で笑っている夜叉のような姿をした女を。たしかに抜くのに力んだのは事実だ。ただ踏み外したんじゃない。思いっきり誰かに押されたんだ。たしかに白い手を見た。夜叉のものだ、きっと。」

今まで週に一回藁人形が刺され微々たる怨念は僕らの手で祓っていたという。
一日一体になっても全てではないが祓えてたと思う。
しかし一日で百体近く刺されたことで怨念は具現化し夜叉という姿になったのではないかと。
しかしこれを期に藁人形は止んだ。止んだと言っても他の人らしきものは相変わらずあったが。
その一方で僕にも異変が起きた。



白い装束を着て長い白髪、しかし若くみえるが鬼のような形相をしている。
決まった場所というのも鳥居の下で時間も夜の三時頃。つまり丑三つ時だ。
僕も鈍感ではないからそれが何かすぐ分かった。
三時頃というのは神社職員には宿直というものがあり夜警行う。一人であるから他の職員には聞けない。
嫌われてるのは分かってたけど意を決して聞いてみることにした。


桜の名所でライトアップもされてたから夜行ったことあるけど、明かりに照らされた「水子供養」の文字が怖すぎて、桜は綺麗だったけどその夜は悪夢にうなされたわ

怖くて電気つけちったわ



少々ムカついたがそれどころじゃない。
自宅療養中のBさんに見舞いついでに報告しに行った。
Bさん曰く神社の力で境内には入れないだろう。
そして藁人形が治ったということはもしかしたらその女性はもう死んだのかもしれない。
そして夜叉となり僕を殺すことを狙ってるのは、ということだった。

すると何人か候補となる人が浮かび上がった。
候補者数は三人で写真を見せてもらったが一人思い当たる人がいた。
この人見たことある。夜叉に似てる。Bさんにもその都度携帯で写真を送って確認したがやはり僕と同じ答えだった。
ちなみにこの時点でBさんが怪我して一週間ぐらいの話です。




毎日続いてた丑三つ参りが止んだということっす。
氏子の方と一緒に家を訪ねることにした。
だいたい神社と木にあり、ボロい木造建築で今で言うゴミ屋敷のようであった。
確信したのは門を入った時である。藁が庭に異常に散らかってたのである。
インターフォンを押しても反応はない。
ドアに鍵は閉まってなく氏子の人(青年会の若者)を先頭に入っていった。
家もつんざくような匂いで家の中も汚い。所々に釘や藁が落ちていた。
中には誰もいない様子だったがおかしかったのはただ一つ。
私の耳に聞こえた来るなという声だった。




かなりクライマックスに居合わせてしまい、 気になって気になって怖い


けど読んじゃう…


ここの奥さんが死んだのは一週間前。三十前半の女性。
旦那とは離婚はしてないが別居中。女を作って家を出たという。
死んだのを発見したのは隣の人。奇声と物音がした為、見にいったら死んでいた。
死因は脳梗塞という。
ここ最近夜な夜な何度か姿を確認されており、異常な笑顔で歩いてたという。
元々は社交的で可愛い若妻という感じだったらしい。
たしかに写真だと美人でちょっと一目惚れしそうになった。

Bさんの命令でいろいろ動いていたがいざ側にいると力強かった。
Bさんに今日社務上がったら一緒に旦那のところに行こう。もしかしたらもう…と言われてビビるも行かないと話は進まないと説得され行くことにした。
旦那は隣の市にいることが遺品から分かってた為、車で出かけた。
いざ旦那の家にいくと人気がない。
Bさんがもう遅かったね、と言い近所の人の話を聞き伺うと3日前に愛人と一緒に練炭自殺したことがわかった。
能力者の話は本当におもしろい
夜叉を例えると誰に似てる??
それに近い画像とか見たことある??


それを白髪にし髪を乱して顔をクシャとした感じっすね。
もう打つ手立てがないとBさんと悩んだ結果
夜叉を祓うしかないということになった。
怨念が一番残っている木でお祓いをして木を切ることになった。
手順は普通の清祓と一緒。
最後に木を切り落として終わりとするらしい。
斎主はBさんで僕は副斎主、もし自分が倒れてもお前が斎主として続けろ、お前が倒れても俺が続けると約束した。
心配は無意味で意外にあっさり終わった。
そしてチェーンソーで木を切る時不思議なことが起こった。
木を切ろうとするとうまく木に当たらない。どっちかというと滑るって感じかな。
Bさんが行なっていたのだが下手だなこの人と思って僕やりますよと代わってやってもうまく行かない。
やはり滑るようにしてうまく木に入らないのだ。


アァァァアアァァアァアアアアア!!!!と耳を切り裂くような叫び声が皆の耳に聞こえた。
これは参列していた氏子の方もらしい。
全て切り終わるとその声は止んだ。
Bさん曰く木自体が怨念の積み重ねにより力を持ち怨念を放出する側になってるのでは、と。
そして放出することで人間に悪影響を与えまた丑三つ参りをする人間を作ったのではということだった。

僕とBさんは気味悪がられるだけでいる意味がなくなったので周りとの折り合いがつかず
挙げ句の果てに宮司さんにも見放され干されるという形でクビになりました^ ^
でも強いていうと鳥居外の夜叉のような物は薄れかかりモヤのようになっていますがまだいます^ ^

読んでくれた方ありがとうございました!
途中レスつけられなかったけど今は四社目で平和に暮らしてるつもりです。
また何があるか分からないけど!
もちろん幽霊は悪いのばかりではありません!
助けられた経験もありますし、幽霊がいたからこそ三社目は自分が輝ける場所になりました。
釣りだと思う方は思われて構いません。
ただ自分では理解できないこと、それは人生で一回は必ず起こると思います。
その時は心して臨んでくださいね^ ^
質問等々、また別のエピソード希望あれば答えます!


僕ら自身は見たこともなかったんだけど付けられたりもしてたらしく一種ストーカーのような事が行われてたと推測されます。




ここはヤバイって感じる場所には近づかないようにしてるから特にお祓いとか必要無いよね?


ただ自分についてきたとか誰かに見られてる気がするとかはお祓い行った方がいい
職場に一人?女ぽいの在るけど一度見たきり、ちょっとした怪奇現象?はあるけど体調も崩れないし
なるべく近づかないようにして無視してる


・虫の知らせ
・野球ボール
・ストーカー
・時計
・郵便受け
とかあるかな…


Bさんはその後どうやったの?


怖くて電気つけたわww
神職って血筋が大事って、代々神職やってる人が神職やってるって事?
全く関係ない家柄で大学で学んで神職やってる人も多いの?


結局血筋が良いってことは神々の子孫で大きな神社も守り続けてる、大きな神社を持ってるということは神社界で影響力があるという流れがあるので。笑


僕らの推測としては呪いの影響だと思っています
僕らはなぜ無傷だったのかというとやはり神に仕える立場だったから神様の力で守られてたんじゃないかっていうのがBさんの考えです
実は、恐らくですけどその石の置物の付近で憑かれたのですが… あとで調べるとあんまり良い土地ではなかったです


村の境にある像は村の内外の境界で人ならずものを入れない為に作られたってのは聞いたことある。
昔の人は境界にこだわっていて内と外をきっちりしたんすよ
たとえば神社の瑞垣や鳥居もそう。家の玄関も境界の一つ。
外から魔物が入らないよう境界として仏や像を建てることをしていたようです。
と、民俗学かじったワタシから。

自分が人ならずものだったのでしょうかw
これですが、自分が見た時は赤い布被ってました!




虫の知らせから!
大学在学中に父親が病で倒れました。
お医者さんいわくもう植物人間のような状態で難しい状態だって。
まぁ悲しかったけど死んではなかったからなんとかって家族で祈ってた。
もちろん僕も朝と夕に神棚に拝礼して治ることを祈願してた。
倒れて三日後の晩の夢に父親が出てきた。
真っ暗闇の中に父親と僕。なぜか昔の姿をしていた。
父「おーい1やー俺はもうダメかもしれないなぁ。死んじまうかもなぁ。今までありがとう。色々喧嘩もしたけど父さんはお前の父さんでよかったよ。長話もできないからまぁ母さんと妹のことよろしくな。んじゃ」

そしたらその時ポコっとじいちゃんが闇の中から現れて
爺「おい!こら父!!!何もうこっちの世界来ようとしてるんだ!わしは断じて許さんぞ。断じて許さん。お前が来たらわしは腹切って死ぬぞ」
父「父さん何言ってんだよ…もう死んでるじゃないか…ハハッ…まだそっちの世界には入れてもらえそうにないな。もう少し頑張ってみるから1からも少し力もらうよ」
と言い終わると同時に電話の音で起きた。
電話に出ると父さんの意識が回復したという。
これから父さんは順調に快復するんだけどこの時のことはぼんやり覚えてるらしい。
十年後にまた死ぬときも夢に出て来て
「父さんも認めてくれたみたいだから俺もそろそろ行くわ。ありがとう、これでやっとお別れできるな。今までありがとう、妹と母さんをよろしくな。ずっと見てるから。」
父は永眠しましたが何故か悲しくなく涙も出ず今でも父がそばで見守ってくれてる気がします。
この間父が亡くなったのでちょっと涙ぐんでしまいました笑

あと、輪廻転生って1はあると思う?


たぶん父なりにお別れの言葉言えたからだと思う。
できたらいいなって思うけど生き返るならまた自分で生き返りたいなと思う。
テレビでやってたけど、身内が危篤で亡くなる直前に虫の知らせを感じる人は50%もいるんだって!

兄弟も見えるのかな?


あまり親族からそういう話聞いたことありませんし僕から話したこともないっす。

今は平和な職場でお仕事できてるって聞いてほっとした

いい霊の話聞かせて!
俺もかき氷(ブルーハワイミルクがけ)をむさぼりついてたからじゃないと思うけどサブイボ出まくり



小学生から中学生にかけて野球をしてたんだ。
同じ小学校で同じ中学でずっと親友だったやつがいた。
高校が分かれて当時は携帯とかもなかったから風の噂で何してるかとか聞いていた。
大学生になってめっきり会わなくなっていつか忘れかけていた。
ふとある日野球がしたくなった。
あ、久々にあいつにも会いたいし連絡するか。
親友も僕もお互いに引っ越してたが電話番号を知ってた為互いに会うことになった。

別れ際に「これお前に借りっぱなしだったな」とボールを渡された。
それは中学の時に貸していた野球選手のサイン入りボール。
おう、ありがとう!と別れ懐かしいなぁとボールを眺めると「ありがとうね」と小学生みたいな汚ったない字で書かれていた。
その三年後ぐらい仕事も始まって忙しい日々の中、ふと家でテレビを見ているとテレビ台の上に置いてあった野球ボールがポトって落ちた。
なんだよ、と思ったけど嫌な感じがしたので親友の家に電話したら三日前に亡くなっていたことが分かった。
「僕は自分の道を進むために頑張ってるから49日が終わったら連絡してくれ」との遺言があったから連絡できなかった。死因は持病の内臓系の病気だった。
なんでだよ。なんで教えてくれなかったんだよ。大の社会人が号泣してしまった。
そしてふと握りしめたボールを見ると「ありがとうね」ってのが「今までありがとうね」に変わっていた。
ケツメイシの友よって歌最近よく聞いてたから余計

面白い話をありがとー
明日は神田明神行って商売繁盛でも願ってみるかなー



例えば天照なんて嫌いだ!とか言ってるのに天照様系のお宮に行ったところで無意味だと思うし。
あとこれだけはみんなに伝えたいんだけど神社をお参りして気をつけなきゃいけないことは名前を言うとかそんなことじゃない!
まずは神様に感謝をすること。願い事があればその後に願い事を唱えること!
神主の祝詞とかも見てもらえれば分かるけどまず神様を称え感謝します。
その上でそんな神様にどうか私たちにお力をお分けくださいって言うわけ。
今の人は願い事ばかり言うからそれはちょっと直してもらいたい。神様も万屋じゃないんだから笑
参考になったし、やっぱり感謝の心って大切なんだな



だけど御成敗式目にこんな一文があって
神は人の敬によりて威を増し、人は神の徳によりて運を添ふ。と
つまり人の信仰心が神様の力を強めるってことで神宮はやはりそう言う意味では参拝者数が多いので神威が凄いのかなって。
神頼みでなんとかなるのかな
本当に、いろいろなことで運が悪いって
思うんだわ


つまり結果が出ないとしたらあくまで努力の上に背中を後押ししてくれると考えてください。
神任せの神頼みだけじゃだめだから気をつけてね!


先祖代々繁栄していたということです!




とはいえ扉近くとかではなく、神様が落ち着いて鎮座できる場所が好ましいです。
1さん自身の体験じゃなくても聞いた話とか



「英霊の社」
全国各地には様々ないわゆる英霊系神社と呼ばれるものがある。
分かりやすいとこで言えば靖国神社や東郷、乃木、全国の護国神社。
これは僕が学生時代神主バイトいわゆる助勤で体験した話。
割と奉祀料が良かったので申し込んだ僕は地方の英霊系神社で助勤をすることになった。
内容は例祭奉仕で例祭後の一般祈祷も行うことになった。

靖国は人がいるから置いといて英霊系神社に行ったことある人は感じたことがあるかもしれない。
まぁでも仕事だから今更逃げることもできず前泊をさせてもらうことになった。
寝場所を案内されるが寝場所は社務所内の一室。
普段は応接間であろう部屋で布団をひいて友達と二人で寝泊りですることになった。
明日からきっちり働いてもらうから今日は自由にしてていいよと職員に言われ緊張しながらはい!!!なんて張り切ってみたりした。
コンビニの場所を教えてもらい、夜出る時は鍵を閉めてねと伝えられ、職員さんは自分の社宅に行った。

明日も早いから早く寝ないとなぁと思っていたら外から
カチッカチッというかガチャガチャという音が外から聞こえる。
誰かの足音のようだった。それも一人二人じゃない。
数十人の足音だった。
これは嫌だなと思うとちょっと外を覗くとそこにいたのは
相当な数の兵士たちだった。
テレビで見る北朝鮮の兵士の歩き方のようにキリッキリッとメリハリつけて歩いていた。

「明日は第○○回○○神社例大祭である。諸君達が死んで既に○年経っているのだ。神の国日本はあの戦で敗戦を期すも、今や米国と肩を並べる大国となったという。我らの死は無駄死にではなく、着実に今の国の土台となれたのである」
大体こんなようなことを言ってたと思う。
そしたらある兵士がこっちを指差して言う。
「敵兵発見!!!」その瞬間やばいと思い、布団にくるまった。
兵士たちはどのように入ったのか社務所内を駆け回り僕の周りをもジタバタしていた。
色々な声が聞こえるが中には天皇万歳やすすり泣く声、死にたくないと苦しむ声様々だった。
気づくと私は眠りに落ち次の朝だった。
夢だったかと思い改めて挨拶をしに行ったら職員の神主が一言僕にこういった。
「昨日は兵士に見つからなかったか?」というものだった。

ま、英霊系には様々な気持ちが眠っているんで不用意な気持ちで近づくのはお勧めしませんということでした。
ちゃんちゃん。


ただ誰もがそれが嫌で寮で寝ており、例祭前に学生を読んで見張り番をさせてるそうです。
一度見張り番をさせなかった時は社務所内が空き巣に入られたようにグチャグチャにされてたそうです。

みたことありますか??


幽霊やタヌキの妖怪みたいなのが二足歩行してる時は可愛くて笑っちゃいましたw
なんか可哀想だと思ってしまった


他の英霊系神社でも軍靴の音はよく聞くらしいっすね
このスレ見てたらなんか気になっちゃって初めてこの地の神社にお参りに行ってきました
顔見せ程度のお参りでお願いごとなんかないし、すぐに立ち去ったけどね

全く霊感ないけどここまで読ませる内容だと信用出来る
