意味怖 答え解説付「ラッキーキャンペーン」「山奥のおじいさん」「鍵がない」

意味がわかると怖い話

意味がわかると怖い話の「ラッキーキャンペーン」「山奥のおじいさん」「鍵がない」を紹介。2ちゃん発祥のクイズのような推理のような、怖いけどクセになる不思議で面白い意味怖を答え解説付でまとめました。サクっと読めるよう短編を中心に、少しでも怖さが和らぐように恐怖の意味怖を猫が、意味怖の解説(答え)を。

意味怖 答え解説付「ラッキーキャンペーン」

うちのアパート、隣は男の一人暮らしのはずなんだけど、
ふと耳をすますと、ときどき女の子の声が聞こえてくるんだよ。
最初は恋人でも来てるのかと思ったけど、そんな感じでもない。
なんか、泣き声混じりに、お経みたいにずっとブツブツ言ってるの。
つ、通報したほうがいいかな?
友達もいない。もちろん、恋人もいない。
そんな寂しいおれの部屋に、巨乳で牛耳コスの美少女が訪ねてきた。
牛娘「どーもー、クダンちゃんでーす。
ただ今、クダンちゃんラッキーキャンペーンってのをやってまして、
あなたが見事に当選されました!」
なんだか、スパムくさいが、それは置いておいて。
おれ「で、なに。当選すると、なにか貰えるの?」
牛娘「なんでも、ひとつだけ、予言したげますよお。
明日の株価だろうが、今週末の競馬の結果だろうが、
お望みのままです。やったね、これで大金持ちだね!」
金か。金なんて欲しくない。
おれ「それより、友達が欲しいとか、恋人が欲しいとか、
そういう願いは叶えてくれないのか?」
牛娘「いやあ、そういうのは、ちょっとクダンちゃんの能力じゃないです」
おれ「ちっ。使えねーやつだな。
まあ、いいよ。じゃあ、円周率でも予言してくれ」

(前半と後半で語り手が変わっている。
『友達もいない。もちろん、恋人もいない。』
から牛娘のクダンちゃんが来た後半の語り手。
前半の語り手(クダンちゃんが来た隣の住人)が言っている
『泣き声混じりに、お経みたいにずっとブツブツ言ってるの』
というのは、クダンちゃんが延々と円周率を言っている様子。

意味怖 答え解説付「山奥のおじいさん」

人嫌いになって、1人遠く離れた車も通らないような山奥で
暮らすようになったおじいさん
そんなおじいさんの心を解きほぐそうと、
孫のジェシーは毎日毎日おじいさんに手紙をだした。
その手紙が毎日届くようになってから数ヶ月ほど立った後、
急に手紙がこなくなった。
今やその手紙が毎日の楽しみになっていたおじいさんは、
どうした事かと心配になった。
山奥から街に出てきて孫の家を訪ねると、なんと孫は何者かに殺されていた。
おじいさんは酷く悲しんで、絶対に犯人を捕まえてやろうと思った。
いや、もう犯人は解ってる。犯人は奴しかいない…

(おそらく犯人は手紙を配達しているもの、
「郵便配達員」だと思っているのだろう。
毎日毎日山奥まで行って手紙を届けるのが
億劫になってしまったため孫を殺した。

意味怖 答え解説付「鍵がない」

バイトから帰ってきたら鍵がないことに気づいた
マジやばい。
どうしよ~、もう夜中の2時だし管理人さんも寝てるだろうな
でも合い鍵作ってないから、あれがないと入れないしな
どっかで落としたのかな~、でも財布の中に鍵は入れてたし…
まさか!金は?
…良かった。金は盗られてない。
あ~、やっぱ俺どっかで落としたんだ~orz
どうしよ、ホテル行くにも今月金欠だし、しょうがない!
管理人さんに頼んでみるか
―翌朝―
あ~、昨日は散々だったな、管理人さんに怒鳴られたし。
新しい鍵作るしかないか……、
あれ?やべぇwww
な~んだ、俺、鍵机の上に置きっぱなしだったのね
マジあほ、盗まれたとか言ってたしwww
でも良かった~、鍵見つかって

(鍵を机の上に置きっぱなしだったにも関わらず、
家に鍵がかかっていた。
つまり、中から鍵をかけられていた。
帰ってきたときも鍵がかかっており、
机の上に鍵があるということは、
家の中にまだ何者かがいる可能性が高い。