流星群の夜に起きた女子高校生の恐怖エピソード

恐怖の心霊体験談

私が高校2年生のころです。

長崎県在住。Aさんの体験談。

その日はふたご座流星群が流れるということで家の周りを散歩しようと出かけることにしました。着替えをしイヤホンをかけ家を出ました。

近所をぐるっと一回りしようと思ったのですが、流れる星があまりにも綺麗だったのでいつもより遠回りしようと思い、音楽を聞きながらルンルンで1人で歩いてました。

流れる星を見ながらお願いごとをしようと何度も「幸せになれますように」と唱えました。3回も唱えられず流れ星は流れていきましたがそれでも私はお願いごとをしました。

そろそろ帰ろうと、遠回りしたのでいつもとは違う来た道をもどり始めました。

戻ったところで、私の家の近くには新しく出来たばかりの綺麗な病院があります。

その向かいには道路を挟んでちょっとした小さな(小さいと言ってもそこそこある)森が広がっていて、その森の方の歩道を歩いていました。

ふたご座流星群ともあってその日はルンルンだったので、音楽を聴きながらリズムに乗って歩いてました。すると、急に音楽にノイズが走りました。

元々安いイヤホンだったので壊れたのかなと思いました。ケータイからイヤホンを取ったり付けたりしてもノイズは治らず諦めることにしました。

「あーあ、またイヤホン買わなきゃいけないなぁ」そんな事を思いながらテンションが下がりました。

もう少しで家なのでイヤホンのことは諦めて帰ろうと思い前を向き

歩き出そうとしたところ「ねえなにしてるの?」「どこにいくの?」「名前はなんて言うの?」「遊ぼうよ」色んな方向から女の子の声がたくさん、たくさん聞こえてきました。

目の前には誰もいません。後ろは怖くて振り向けませんでした。私は逃げるように道路を渡り、病院側の歩道に走りました。

道路を渡って森が小さくなったところで振り返りましたがそこにあったのは、何の変哲もない流れ星が綺麗に流れる夜のただの森でした。

もちろん、女の子の姿はありません。私は家に帰り、布団に潜りその日は眠りにつきました。

次の日いつも一緒に学校に行っている親友に昨日のことを話したところ

その子の妹は霊感があるらしく聞いてみるとの事でした。後日親友の妹から「あそこには女の子がいつも1人で悲しそうに座ってるんだよ。

遊んで欲しかったんじゃないの?」と聞きました。もし、私があの時後ろを振り向いてその答えに1個ずつ答えていたらあの子は成仏してくれたのだろうか?ふたご座流星群の夜、1人で歩いてた私をみてきっと一緒に話したかったのだろうか?

今でこそこんなことを考えるが、当時は怖くてその道を通ることはありませんでした。きっと今でもあの女の子の霊は1人で寂しい夜を過ごしているのだろう。