【危機を知らせた不思議体験】異常なスピードで現れた叔父さんの黒い車

不思議な体験談

私は久しぶりに両親と買い物に行く事になりウキウキしてました。車の運転は父がする事になり母は助手席、私は後部座席で出かけました。見通しの良い長い一直線の道路に出た時に右も左も車が来てない事を父も私も確認し、ゆっくり走り出し…

その瞬間それは起きたのです。

マンガでスピードを現すような速さで私達の車の横ぴったりにイキナリ黒い車が現れたのです。父は凄い勢いでハンドルを切りブレーキをかけ車は凄い角度で止まり私達はパニック状態!

兎に角車道の脇に車を止めた父。恐怖でドキドキしながら一瞬の出来事を振り返って見た私。

イキナリ現れた車、その位置から私の体をすり抜けただろぅ…すぐ反対を見た時には、その車は影も形もなかった。

そのような事を車内で話してた時、父が大変な事に気づいたのです。『免許証がない、忘れた!』と。

私も免許を持ってるのでドキドキしながらも慎重に運転をし、家に帰って来て両親と話をしてる時に、私は思う事がありました。私達家族をとても大切に思ってくれてた叔父さんの事を…

叔父さんはしょっちゅう私の家に遊びに来てくれてて大好きな叔父さんでした。

52歳と言う若さで亡くなってしまいました。その叔父さんが乗っていた車は黒い車でした。車種までは分からなかったですけど黒い車だったのです。黒い車がイキナリ現れてドキドキ怖かったけど落ち着いてから不思議と嫌な気持ちにはなりませんでした。父が免許証を忘れた事を気づかせくれてたじゃないか?

あのまま出かけてたら大惨事の事故にあってたんじゃないか?このまま出かけてたら今起きた幻とも言えるような出来事が本当に起きたじゃないか?その事を叔父さんが教えてくれたんじゃないか?そんな事を両親と話をしました。あの出来事が現実だったなら私達は大変な事に…生きてはいられなかった…と。

この事があったからこそ父は免許証を忘れた事に気づけたのだから、私達は叔父さんに、『ありがとう』と伝えました。亡くなっても私達を守ってくれた、見守ってくれてたと涙が落ちました。

あのイキナリ現れた車のスピード感を言葉では伝えにくいのが残念です。父が言ってました…亡くなっても大切な人を思う気持ち、守りたいと思う魂は決して失くならないと。そんな事を言っていた父も今は天国へ旅立ってしまいました。

今は叔父さんと色んな事をお酒を呑みながら話し込んでるんじゃないかって私は思っています。あの時の事は今でも忘れられないですけど、叔父さんが守ってくれたと私は思う毎日です。そして父も守ってくれていると感じる毎日です。