【不思議な話】子供にしか見えない亡くなった我が子を想う母

不思議な体験談

主人は夜勤の仕事のため、毎夜家には私と娘の二人っきりの生活が続いていました。

私と子ども(3歳)が体験した不思議な心霊体験です

ある日夕方~夜にかけ暗くなってトイレに行こうとする娘が、すりガラスになってる玄関を指差し「ママー誰かいるよ。」と言い出しました。インターホンも鳴ってないし来客がある様子もなく…私が見ても誰もいません。が、しきりに誰かいると怖がる様子もなく言っていました。誰もいないのに娘の目には誰かが映ってる……

そう思うと私は怖くてたまりませんでしたが娘を怖がらせてはいけないと思い、必死で「誰もいないよ。眠くなっちゃって目がおかしくなっちゃってるのかな。」と言うのが精一杯でした。

その後、娘もそうなのかなと納得し、用を足し寝室に戻りました。
特に夜中に不思議な事や物音、心霊現象が起こることなく無事朝を迎えました。その日以来、夜寝る前にトイレに行こうとして玄関を透度に「ママーまたあの人いるよ。」と怖がる様子もなく言ってくるのです。
私は娘に「その人は玄関で何をしてるの?」と聞いてみました。そしたら娘は「あのね、あのオバサン玄関でお水汲んでるんだよ。」と。

オバサン……その時ようやく私に見えない何かは女性なんだとわかりました

私たちに特に何も被害や霊障などはありませんが、このままでも良くないと思い、地元では有名なお寺の住職に相談しました。家に来て霊視やお祓いをしてもらうことになり塩やお酒やお供え物等を指定された位置に指定されただけ用意し、本格的な霊視やお祓いが始まりました。

住職のお話だと何十年も前に自宅の前にある雪国特有の除雪した雪を流す水量が多く流れが早い流雪溝(りゅうせつこう)に小さい子どもが誤って転落し、流され亡くなった悲しい事故があり、母親はそれを悔やみ自殺したが、死んだあともどうにかして我が子を救おうと水量を減らすべく流雪溝の水を手ですくうためにその場に佇んでると。

なので誰かに怨みを持ってるとか復習しようとかの感情がなく

ただただ切ない。悲しい感情しか伝わって来ないので、それが見えた娘さんは怖がらなかったのでしょうねとお話しされました。

成仏出来ないままこの場所にとどまるのもいけないので最後は住職さんが除霊をし、無事天に送ってくださいました。
娘がいる私には、その母親の気持ちが痛い程わかります。きっと私も同じ立場なら自分を責め、想いが強すぎで成仏出来ないまま地縛霊となってしまっていると思います。
その後は娘も何か見える事はなく、穏やかな日々を送っています。