壊れた家具から何年もの時間を経て再開した「彼女」の恐怖体験談

恐怖の心霊体験談

突然、壊れた長イス。新しいのを買うまでの繋ぎのために中古のイスを探し見つけたイスは昔の彼女の愛用していたイス。たまたま開いたネットで見つけて買ったら届いた物はイスの他に昔の彼女。自殺をしたと聞いてから長い時間を経て再開した恐怖の体験談です。

ある日に長いこと使ってた長イスが壊れ

どうせなら長く使えて良い奴にしようと新しい物を買うまでの間は家具屋で中古を探すかネットで探すか迷ってました。

インターネットで探してると味のあるアンティークみたいな長イスを見つけ一目惚れして購入しました。品物は3日後くらいに届き部屋の中へ運び配置しました。

座り心地や形、色など文句の付けようが無くずっと見ておりました。
次の日の朝が早く普段より3時間ほど早く布団に入りウトウトしてたらリビングから何かが聞こえました。

「はじめ…この…します。…」

ん?
何か聞こえたけど気のせいかな?そんな風に思って寝ました。朝起きて昨夜の事などすっかり忘れ普段通りに仕事へ向かいました。

職場で長イスの事をしっかり自慢し今晩みんなが泊りに来る話になり早く仕事が終わらないかワクワクしておりました。
仕事が終わり、一旦は家に帰って着替えてから集合と話が決まり自分も早く家へ向かいました。

帰りの途中で引っ越して来たばかりで道が分からないから教えて欲しいと言う30代くらいの女性に会い道を教えてあげました。
色の白いショートカットの綺麗な女性で行きたい住所を聞いたら僕のマンションと同じ番地だったので教えて僕は買い出しに向かいました。

そして集まる時間になり待合せをし自宅へ案内しました

メンバーは彼女・同僚の男性・同僚の彼女・先輩の4人も僕。リビングで食事をしてるとリビングの角に置いてある長イスの話題になりました。
みんなでイスを見ていたら僕は変な違和感を覚えました。それはイスが来てから穴が開くほど見たイスに傷が付いてました。
ぶつけたかな?

なんて思って放っておいて夜も遅くなったので皆、寝る事になりました。
部屋割りは僕と彼女は自室で同僚のカップルはリビング横の部屋で先輩はリビングで寝る事になりました。

夜中の3時を回った頃、彼女が僕を起こしてきました。何か聞こえない?
その言葉で何日か前の事を思い出しました。
彼女が聞こえたのは女性の声らしく良く聞き取れなかったが、

「はじめまして、この…と申します。これからは…」

と聞こえたと言って来ました。自分が聞いた音と似た様な声を聞いたみたいで寝ぼけてたのか疲れてるのか分からなくなってました。
翌日になり先輩が、あの女性は誰だったんだ?と僕に言ってきました。
どんなじか聞くと色の白い細身のショートカットの綺麗な女性で、ずっとイスに座ってニコニコして見てたと言いました。

僕は昨日、帰りの途中で道を教えた女性の事を話したら先輩は多分、同じ人じゃないかなと不思議そうに言いました。
その後は彼女以外は帰宅し彼女と2人で居たら自室の方から声が聞こえました。

恐る恐る部屋へ向かうと、子供が泣いてました。
僕には子供も居なければ彼女以外の女性も居ないのに何故?と思うばかりで色々と考えてたら泣いてた子供が顔をあげました。
怖くなりリビングへ戻ろうと振り返ってドアを向いたら女性がこちらを見てニコニコしながら見てました。

僕も彼女も気を失い朝になりました

僕は夢の中で真っ暗な所に居て声だけが聞こえてる夢を見ました。
その声は…

「はじめまして、この町へ引っ越して来ました◯◯と申します。これからは、ずっと貴方達と一緒に暮らしますのでよろしくお願いします。」

良く考えたら昔、付き合ってた子の姉と良くなって二股をしていた事がバレて彼女の姉はバッシングを受け悩んで自殺してしまった事があった事を思い出しました。
その姉は細身の色白でショートカットの笑顔が素敵な女性で、その長イスは彼女が愛用していた物でした。