多分男性であろう霊体験が続いた20代だった頃の恐怖の体験談

不思議な体験談

私が20代前半の頃、一人暮らしや同棲をしている時期がありました。
最初は一人暮らしをしていたアパートでのこと。仕事から帰り、トイレに入ろうとすると鍵がかかっていて開きません。『え?』と思って何度かガチャガチャするもののやはり開きません。

ドアノブを見ると鍵がかかっている時の赤いマーク。

不思議に思いながらも10円玉で鍵を開けてみました。(コインで簡単に外から開けられるタイプの鍵でした)

中には誰も居なくて不思議な反面ホッとし…でも違和感を覚えました。その違和感は便座が上がっていたことでした。

女性一人暮らしの私が便座をあげるのはトイレ掃除をするときだけ。その朝はトイレ掃除をしていません。今思うともっと怖がっていいはずなのですが、当時の私は慣れない仕事で疲れきっていて『変だな〜』と思うくらいでそのまま普通に過ごしていました。

その後何度もそういうことがあり、さすがにおかしいな?と思っていた頃事情があって近くの別の新築アパートに引越すことになりました。
前はちょっと古いアパートだったけど、今度は新築アパートだし鍵の不具合もないよな〜と呑気に思っていました。

便座が上がってる時点で不具合では片付けられない現象だろって感じなのですが。

ですが、やはり勝手に鍵が閉まるのです。

以前は帰宅後などでしたが、さっき入ったはずなのに一人で住んでいるはずなのに、いつの間にか鍵がかかって、やはり便座が上がっているのです。その頃には私にも『こわい』と思う感情が出始め、妹や友達に相談するとみんな怖がった後に『便座が上がってるってことは男の霊だね』と言い私も『確かに!!』と思っていました。

しばらくして彼氏ができ、同棲することになりました。こんなことが続いていたので一人暮らしも怖くてやっとこの恐怖から解放されると思ったものの、やはり同棲し始めたアパートでもその現象が…。
彼は便座を下げたまま用を足すタイプでしたし何より勝手に鍵がかかるので彼も怖がるように…。

でもどうすることも出来ず、そのまま暮らしていました。そんなある日帰宅すると彼に『今帰ってきた?』と聞かれ『うん、そうだけど?』と言うと『さっき…シャワー浴びてたとき俺の足首掴まなかった?』と言われ、鳥肌が立ちました。

それから身の危険を感じ、知り合いのツテで霊感があると言う方に相談したところ『家の四隅に盛り塩をしなさい、とにかく早く』と言われ、盛り塩をしたところその現象は無くなりました。

あれ以来、家の四隅には必ず盛り塩をするようになりました。
あの不思議な現象は引越しても続いたのできっと私についてきた男性の霊だったんだろうな…と思います。彼が成仏してくれていることを願います。