私が2-3歳の時幽霊絡みの話が多く。「赤ちゃんがいる」「笑い声がする」などよくいっていたそうです。その度父と母は怖がっていました。よく、子ども頃にしか出会えないものだと言うことや私にしかない能力?だと思いあまり対策などはしていませんでした。
その中でも毎日一人でいるはずの部屋から
誰かと話している声や私声が聞こえていました。母は「誰と遊んでるのー?」と私に聞き、私は「お姉ちゃんと遊んでいた」といっていたそうです。
部屋で1人毎日楽しそうに遊んでいたので、父も母も共働きで疲れておりいい相手だと思い何も気にしないでいました。またかとも思っていたそうです。
ある日、父が「そのお姉ちゃんの名前はなんて言うの?」と私に聞き。私は頭を振りました。楽しく遊んでいるだけであまり言葉も喋れない歳でした。
数日後、私は幼児の遊ぶ簡単なひらがなの50音パズルで遊んでおり、完成まじかになり3つパズルがないことに気づきました。私は父と母に「パズルない」といい、父と母はパズルを探していました。
その見つかったひらがなを並べると「あすか」になりました。
人の名前のようで勘違いかもしれませんが、いつも遊んでいるお姉ちゃんの名前が「あすか」なのかもしれないと思い。
私に「お姉ちゃんの名前はあすかというの?」と聞き。私は「うん。」と言ったそうです。
その瞬間、父と母はゾッとしたと言っていました。さすがの父と母も寒気がしたので。
父はお寺に務めていたこともあり、お線香を持っていきお参りをしました。それ以来、私はお姉ちゃんと遊ぶことは無くなりました。
1人でいても1人で遊んでいるだけで誰かと何かを話したり笑ったりする声は聞こえなくなったそうです。安心した反面私から遊び相手を取ってしまったと父と母は私に申し訳ないことをしたと思っていたそうですが。
8年後、母のお腹の中に妹が宿りました。
みんな喜び私も妹ができると喜んでいました。その頃私は10歳でした。名前を決める際に親戚や父と母の友人が集まって決めました。その中で1番これがいい!となったのが「あすか」でした。
父と母も妹の名前を決めるのに必死でそんなお姉ちゃんの話なんて忘れているようで、「それがいい!」と言っていました。私は覚えていたので、その名前を見た時「お姉ちゃんの生まれ変わりかな」と思いました。
しかしその反面とても怖かったです。私も小さい頃で覚えていませんが、本当にお姉ちゃんがいて生まれ変わりならこの世界は知らないことだらけなんだなと思いました。