幼い従弟が3歳で親元離れ入院中に現れる謎の人物

不思議な体験談

私が小学六年生の頃の出来事です。

東京都在住。Tさんの体験談。

父の弟の子供、つまり私にとっては従弟に当たります。当時私は長男だった父が祖父が亡くなったので後を継ぐため実家に戻っていました。

父には兄妹が多かったので大家族で賑やかに暮らしていました。夏休みのお盆の時期、お正月には親戚一同多く集まって過ごしたものです。

そんな中、ひとりの叔父の次男に病気が分かり入院することとなりました。病院の場所は実家から1時間程離れた場所にある県立病院。

まだ3歳と小さい従弟は、完全看護の病院で治療を受ける意味訳が分からなくても両親と離れてきっと寂しい思いをしていると推測されます。

従弟の両親も時間を見て、親戚達も代わる代わる病院にお見舞いに行っていました。ある日私も同行して、従弟に会いました。

「一人で寂しいね!よく頑張っていて偉いね!」すると彼は「夜になると来てくれるおじいちゃんがいるから寂しくないよ」子供病棟なのにおじいちゃんなんて変だなとは思いましたが、他の病棟に入院している子供好きな方が遊び相手になってくれているのかな?って思いました。

この話は従弟の両親や親戚達も聞いていたのですが

不思議なことに看護師さんはどなたもご存じなかったのが不思議です。色々な人が行きかう総合病院なので看護師さん達も忙しいから構ってられないからなのかしら?と納得。

昔なのでコロナ対策で病院面会規制も緩やかでしたしね。月日は流れある夏の日に一時退院の許可が出てお盆の日に我が家に従弟も両親の兄と一緒にやってきました。

ひとしきり遊び、ご飯を食べご満悦。ふと仏壇に目をやった従弟。「あれ?なんでこのおじいちゃんの写真があるの?」と祖父の遺影を指さします。

そうなんです、彼が言っていた夜になると遊んでくれるおじいちゃんは今は亡き祖父。祖父は私が幼い頃他界しているので、従弟はもちろん生前の祖父の存在は知りません。

きっと祖父は小さな従弟が一人ぼっちで入院しているのを不憫に思い励ましに出てきていたのかも?私自身も幼くして祖父を亡くしてますから記憶もありません。

多分優しい人だったんだと思います。

だから看護師さん達もご存じなかったんだ!と…。人と人とのつながりの不思議を体験したエピソードです。小さい頃の方が感受性も豊かだし霊体験も多い気がします。

家の近くのハイキングやピクニックで人気の低い山。小学校の遠足などでも利用するその山に家族と車で出かけました。ひとしきり遊んで夕暮れが近づいた頃駐車場に向かって歩いていると後ろの森の方から声が聞こえてきました。

「誰かいるの?」森の方に近づいていくと私の名前を呼ぶ声が…声の聞こえる方に向かって歩いていくとやけに夕焼けが赤く眩しく木漏れ日がキラキラしていました。

相変わらず私の名前を呼ぶ声が方向を変えて小さく、時に大きく導くように聞こえてくるのです。声の聞こえる方を目指して進んでいくと突然腕を掴まれました。

振り向くと心配そうな顔をした父。ふと我に返った青ざめました。駐車場から森の方に行ったはずが気づけば崖の手前?あの時父が私の姿が見えなくて探しに来てくれなかったら?もう少し遅かったならっと身震い。

数年前にキャンプ場で行方不明になった女の子のニュースがありましたよね?子供がひとりで行くはずがない場所、何度も捜索した場所だったのに今年になって骨を発見。

あのニュースを見た時に、この事を思い出しました。

きっとあの女の子も誰かに呼ばれてキャンプ場とは別の方向に向かって歩いていったのかもしれません。世の中にはまだまだ不思議な出来事が多いです。

祖父のように幼い従弟を気遣って遊びに付き合ってくれる優しい霊の存在はなんだか心温まる。

従弟が夜おじいちゃんが側にいてくれたから寂しくなかったよ!と言ったのは印象的です。ご先祖様はいつでも見守ってくれているのですね。