真夏の夜に人げではない何かに出会った不思議な実話体験談

不思議な体験談

真夏の夜、息子を迎えに車で出かけていました。その日は、家を出てしばらくするといきなりの土砂降り、そして 複数の小さな手形。その後、またしばらくすると今度は真夏なのにエスキモーの様な分厚いコートを着た男性が車の真後ろに。

今から5年前の7月の終わりころ、息子が高校で野球部の練習があり その後、先輩宅にお世話になっていたので車で迎えに向かっていました。うちから10分ほど走ったあたりでいきなりの土砂降りにあいました。前も見えないぐらい降って、私は徐行で進んでいました。

そしたら運転席の後ろ側に何かぶつかった様な『ドン』という音と衝撃があり、私は車を端に止め 土砂降りの中外に出て見てみました。車は主人の8人乗りで向かっていたので何かにぶつけたなら怒られると思い、どうしよ?

へこんだりしてるかな?と…でも見たらなんとも無いし第一ぶつける物すらありません。あれ?と思いながら車がなんとも無かった事にホッとし運転席に再び乗りました。ギアをドライブに入れ、ハンドブレーキを解除した時 フロントガラスに複数の小さな手が バチバチ!

一瞬何があったのか呆然となりましたが、私が車を止めた場所は産婦人科の前。もしかしたらここで亡くなった赤ちゃん達かなと思っているといつの間にか今まであんなに土砂降りだったのがウソの様に晴れていました。

その後また15分ぐらい走ったところで信号に引っ掛かりました。何気なくルームミラーを見ると私の車の真後ろにエスキモーの様な分厚いコートを着た男性が。

バイクや自転車に乗っている風ではなく立ってる?でも私の後ろにはタクシーが止まっています。車道に人が立っているならタクシーの運転手さんも何か言うか不思議がっても良いのでは?でもその運転手さんは普通に前を向いてるだけです。て言うか真夏だし着てる物おかしいし。と思った時 すうっとまるで滑る様に助手席側に来たんです。

しまった、人間じゃ無いんだ。でも遅かった 乗り込んで来ちゃったんです。もうすぐ先輩宅だし、全く気付かないフリをし真っ直ぐ前だけを向いていました。

先輩宅の少し手前にお寺があるんですが、そこを通り過ぎるか過ぎないかの時 またすうっと出て行きました。お寺までのほんの300mぐらいを車で移動したかっただけなのかな?にしても40分程の間に2回も不思議な目に遭ったのは初めてでした。