彼女と別れた日から始まった金縛りや不思議な体験でしたが、彼女とよりを戻した日以降一切なくなりました、あまりの絶妙のタイミングだったので、無意識の内に彼女が生霊となり、別れた私の元へ毎晩やって来ていたのかもしれません。
私は以前8年間付き合っていた彼女と別れた時に不思議な体験をしました。その彼女とは4年間同棲もしていたのですが、どうしても意見や考え方が合わないことがあり、僕から別れを切り出しました。
彼女からは何度もやり直そうと言われましたがどうしても我慢できず、3か月後に彼女が家を出る形で別れました。付き合っていた期間も長かったので私も辛かったのですが、きっちりと別れていこうは少し気持ちが楽になったのも事実です。
そして彼女が家を出て行ってしばらくすると、同棲していた部屋で不思議なことが起こり始めました。ほぼ毎日、夜寝ている時に金縛りにあうようになったのです。
これまで一度もそんなことは無かったので、初めの内はかなり怖かったです。夜中に一度は目が覚め金縛りで動けず、気づいたらまた寝てしまっているというのを繰り返していたのですが、それ以外特に何が起きるというわけでもありませんでした。
しかし次第に状況は悪化していき、夜中目が覚めた時にベランダの外からお経や数人の子供たちが遊びまわっている声が聞こえたり、ふと目が覚めた時に金縛りで動けないだけではなく全身に圧力をかけられているような苦しさを感じたり、中でも一番怖かったのが大きな手のひらで頬をゆっくり撫でられたこともありました。
なぜ自分の身に急にこのようなことが起こり始めたかは分かりませんでした。しばらく寝不足も続き、仕事もミスが多くなって本当にしんどい時期でした。
彼女とも別れて半年が過ぎ、勝手な話ですが自分から振ったくせに少し寂しくもなり始めていました。そんなことはお構いなしに金縛りは毎晩続き、私の精神状態はかなり限界にきていました。
そんな時別れた彼女が久しぶりに食事に行かないかと連絡をしてきてくれて、別れたことを少し後悔していた私は喜んで彼女の誘いを受けることにしました。
久しぶりに会った彼女は大好きだった頃のように魅力的で、できるならもう一度やり直してくれないかと思わず言ってしまいました。すると彼女も、まだ私のことを想っていてくれたらしく、もう一度やり直すことになりました。
別れている間に私の身に起こった不思議な体験や仕事がうまくいかないことなど、久しぶりに彼女に会って舞い上がっていたのか、誰にも言えずに溜まっていたことを一気に話しました。そしてその日は彼女と別れ、いつもとは違う清々しい気分でベッドに入りました。
すると、完全に熟睡してしまったせいか、その日は金縛りにあうことはありませんでした。さらに翌日もまたその翌日も金縛りにあうことはなく、結局彼女とよりを戻してからは金縛りや不思議な体験をすることは一切なくなってしまったのです。
彼女とはよりを戻せて本当に良かったと思っていますし、金縛りで寝不足になることも無くなって良かったのですが、彼女と別れた日から始まりよりを戻した日になくなったということを考えると、ひょっとしてこの不思議な体験は彼女の生霊だったのではと考えてしまいます。
