怖話短編集

恐怖の心霊現象から感動して笑える心霊体験など今まで見たこともない不思議な怖い実話エピソードが満載

不思議な体験談

知らせを受けていてもどうにも出来ない事もある

今の仕事を始めて1ヶ月がたった頃のお話です。その辺りからおかしなものが見えるようになっていました。最初は、黒い影で時折目のはしにうつる程度でした。これまでもこういった不思議なものを見ることは多く、さほど気にはしていなかったのですがどんどん頻繁に見えるようになっていくそれに少しずつ違和感を感じ始めていました。

黒い影が見えるようになってから2週間ほどたったある日、寝ていると異様なまでのからだの怠さで目を覚ましました。

知らせを受けていてもどうにも出来ない事もあるの画像

起き上がると入り口の付近に真っ黒な女性の姿が…。全身が黒く塗りつぶされているような燃えているような見た目で日本髪に結った髪は後れ毛がゆらゆらと上へと向かっていました。手には三味線を持ちじっとりとこちらを見ています。

しかし、何故か私は、驚く事もなくただ気持ち悪さと、体の不快感と戦いながら女性を睨んでいました。なん十秒かそうしたあとにふと意識がはっきりと切り替わり女性も見えなくなっていました。

近くにいた夫は、女性に気づかすゲームを続けていました。女性について聞いても何も気づかなかった言われるだけだっので実際寝ぼけていたのかは曖昧なままでした。さすがに何かおかしいと思い始め何かの知らせだろうとわかったのですが今一いつもよりピント来ない。

いつもであれば胸騒ぎや変なことがあったときにすぐ誰に関わる何か問題があるとわかるのに今回に限っては、何かしらふわふわとした感覚かありました。そのためあまり気にしすぎても逆に良くないだろうと考えないようにしていました。

それからまた1週間がたち次の日から出張だという日の夜、私は夢の中で出張先の現場にいました。

一緒に現場に入っている4人で道を歩いているのですが、どうもその道が嫌なのです。

一緒に現場に入っている4人での画像

具体的に何が嫌かと言うと歩いている先にある祠が気になって仕方がないのです。でも、他の人にはなかなか行きたくないとは言えずどんどん祠に近づいて行きます。近づいてはいけない命にか関わると何故か直感的に思い抵抗しようにも怖すぎて喋れない。

近づいてきた祠からキツネの鳴き声が3回聞こえたときでした。「まわって行きませんか?」と上司が腕を引っ張ってくれました。夢は、そこで途切れたのですが、汗はびっしょりで現実のような感覚で目を覚ましました。

こんなことが立て続けにあったので何かは身の回りである気がしてはいましたが、何をしたらいいやらどうすることもできませんでした。そして、その日は、やって来ました。私は、現場に入っている最中に天井が抜け屋根裏から落ち、救急車で運ばれることとなってしまいました。

その時、最初に私の腕を掴んでくれたのは夢の中で腕を引いてくれた上司でした。私は、こんな事もあるんだなあとかんがえつつもようやく周りにいる人に何かがあるのではなく自分にあることに対する知らせだったのだと気づきました。

案外、人というのはどんなに知らせを受けていても気づかないときは気づかないもんだなあと再認識した1日となりました。その後は、骨折もみるみると回復し1ヶ月で会社復帰も果たしたのですが、後から聞いた話によると私が落ちた前日から母の周囲でいろいろなものが落ちるという事があったらしく最後にはあり得ないものの落方もしたため「次おちるとしたら私の命だわ」なんて笑えない冗談も言っていたそうです。

母からすればまさか娘が落ちるとは思わなかったと言われた時には何かあったらすぐ連絡してと強めに言ってしまいました。そんなこんなでその後は、何事もなく過ごしていたのですが、この前、急ににこの間母から大丈夫?と連絡がありました。

どうやら身の回りで変なことが起きていたそうです。私も、今回こそはと思い用心はしていたのですが…。結果盲腸で入院。こればかりは、どうにもできませんでした。良かったことは初期段階で気づけたことでした。不幸中の幸いってやつですね。ですが、わかるに越したことはないんですが、わかったところでなんだかなぁと複雑な気分になる今日この頃です。

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