幽霊が誰かと間違った?深夜の金縛りで現れる男性の不思議体験談

不思議な体験談

一人暮らしの部屋でたびたび感じる視線。ある夜、突然目の前に知らない男の幽霊?が現れ、金縛り状態に。男は私を見て「こいつやない」と言い、一瞬で姿を消しました。その日以降視線を感じることはなくなりました。

大学生になり初めて一人暮らしを始めました。引っ越しして2か月ほどたったころ、部屋の中で視線のようなものを感じることが増えました。

私全然可愛くないのに、もしかしてストーカー?と思ったりしましたが、視線を感じるだけで他に被害がなかったので放置していました。ある日の夜、お風呂から上がって冷蔵庫から飲み物をとろうとしたとき、知らない男の人がそこに立っていました。

30代くらいのどこにでもいるような、特に特徴のない(びっくりしていたので詳細に思い出せないのかもしれません)人です。強盗だと思い、助けを呼ぼうとしましたが、なぜか声が出せません。

それどころか体がまったく動かないのです。男はゆっくりと私の方へ向かってきます。顔から足の指先まで、なめるようにじっとり、品定めをするような目で見られました。

怖くて仕方ないのに目を閉じることさえできず、心の中で助けて!と祈っていました。どのくらいその状態が続いたか正確にはわかりません。「こいつやない」という声が聞こえた後、男の姿は目の前から消えました。

部屋から歩いて出て行ったのではなく、突然目の前からいなくなったのです。と同時に体に自由が戻った私は、その場にへたりこんでしまいました。強盗だと思った男は人間じゃなく幽霊だったのでしょうか。

彼は誰かを、例えば死に別れた恋人もしくは恨みを持った女を探して、私がその人に似ていて間違えたのでしょうか。真相はまったくわかりませんが、その後部屋で視線を感じることはなくなりました。