ワンピースの女性の正体とは 高校1年の夏休みに起きた恐怖の体験談

恐怖の心霊体験談

高校1年の夏休み。原動機付自転車であちらこちらに行くのが楽しくて、その日の夜も友達と原動機付自転車で遊びに行きました。民家も無く、信号も無く、車通りも少ない峠。そこで霊感が強い2人が、同時に同じ得体の知れない恐怖体験に遭いました。

これは私の旦那が実際に体験した話です。旦那が16歳の夏の夜、親友のA君に原動機付自転車で夜の峠を走りに行こうと誘われ、旦那は原動機付自転車で友達の家へ向かい合流。
そして友達と近所の峠へと向かったのでした。

その峠は街灯はあまり無く、民家も峠の入り口までしかない為、男の子達は夜な夜なその峠で走っていたそうです。
原動機付自転車を快調に飛ばす、旦那と、その友人。
丁度中間辺りで旦那は異変に気付いたそうです。

元々霊感が強かった彼は、走ってる最中に人の呻き声なのか?悲鳴なのか?何やら得体の知れない声を感じ取っていました。
だけどその時は、風を切る音だろう。と、特には気にしない様にしていたみたいです。
丁度山頂とでも言うのか、開けた道に出て来たので、旦那と友人は止まりました。

友人「十分走ったし、そろそろ引き返すか!」
旦那「そーしよか!」

そんな時、旦那がふと原動機付自転車の右ミラーを見ると、そこのに髪が長く、白いワンピースを来た女がこちらに向かって歩いて来てるのが見えたそうです。

旦那はビックリして、その方向を見ました。
しかし、そこには誰もいません。
もう一度ミラーを見ると、何もいなかったそうです。

旦那「アレ何やったんやろ…」気付くと友人は来た道を戻ろうとしていました。
旦那も付いて行きます。
道中、前を走る友人が蛇行運転をし始めました。
旦那「アイツめっちゃ楽しんでるなぁ。しかしアレ何やったんやろ…」

峠ですから信号なんてありません。
一気に山を駆け抜け、やがて民家のある所へと戻って来ました。
そして信号待ちになり、友人が口を開いたそうです。

友人「なぁ…今日さぁ…ヤバかったわ。なんつーか、とんでもないのが居たっつーか…走ってる最中も声みたいなん聞こえるし…」
旦那「えっ!?○○もか?俺もや。ほんでな、あの山頂でな」
友人「何や、○○も見たんかいな。」
旦那「えっ?○○も…見たって事?」
友人「うん。そーや、せーの!で同時に何を見たか言お!」
旦那「えぇよ!」
友人「せーのっ!」
2人「髪の長い白いワンピースの女!」
旦那「マヂかー!貞子みたいなん○○も見てたんかいなぁ!」
友人「そーや。ほんでな、帰り道、俺ずっとアイツに悪さされとったんや。」
旦那「嘘つけ!笑 蛇行運転して楽しんでたやないか!笑」
友人「…それな、俺ちゃうねん。」
旦那「えっ?何が?」
友人「あんな舗装しっかりされた道やのに、ずっとスリップしとった…いや、させられてたっちゅーか…」

2人は青ざめたそうです。
それ以来2人は、2度とその峠は行かなくなったとのことでした。