夢で会いたいと訴える知人の男性と私が経験した不思議な体験談

不思議な体験談

私は夢をほぼ毎日みます。そして覚えています。ある時夢に出てきた知人の男性は、私が告白を断った人でした。悲しそうな顔で会いたいと言う彼から私は必死に逃げる夢です。その後何度も繰り返しみる夢に不安を覚えましたが、ある時その原因を自分が体験する事になりました。

当時サーフィンに夢中だった私は友人と千葉へサーフィン旅行に行きました

もう10年以上前の若かった頃の話です。

初日朝からサーフィンを楽しんだ私達は、一旦車に戻りました。すると隣の駐車場にいたサーファーの男性が私達の車のナンバーをみて「遠くから来たね!でも俺も年に数回は行くよ。海キレイだよねー」と。

それから仲良くなり、男性とその友人とは3日間ずっと海で会いました。最終日、私達が帰る日突然「今日しかないから言うけど俺本気で好きだから、付き合ってほしい。月に1回は必ず行くから」と言われました。

私はお互いまだよく知らないし…と断りました。
当然信用も出来ないし、その男性に対して恋愛感情は持っていなかったのでその場でお別れしました。

それからしばらくして、私は地元のサーファーで以前から知り合いだった人と付き合うようになったのです。
元々私が憧れていた人で、本当に大好きな彼でした。

しばらくお付き合いが続いてある秋の日曜日。
いつもの海で友人と海を眺めていたら、後ろから声をかけられました。
振り向くと千葉の海で会った男性がいました。

「久しぶり。何回か来たんだけどやっと会えたよ」と言われ「今日せっかく会えたから連絡先交換しようよ」と。私はもちろん今は彼がいるからと断りました。

その時は「なんだ。残念だったなぁ」と笑ってサヨナラしたのですが…。

その後その男性が頻繁に夢に出てくるようになりました。必ず悲しそうな顔で「会いたい」「俺と付き合ってほしい」というのです。

夢は自分の潜在意識だと思っているので、私はなんて自意識過剰なんだろう程度にしか思っていませんでした。
その後同じ夢を何回かみましたが、ある時を境にパッタリ見なくなりました。

そして、私はというと付き合っていた大好きな彼とはケンカが絶えずお互い気が強かったせいもあり距離を置く事を決めました。
疲れた恋愛だったので後悔はしませんでした。

しかし別れて半年たった頃、私は元彼の夢をみました。
2人でいつもの海に入り波待ちをしていると、スカイツリーほどの大きな大きな波が向かってくる夢です。

彼や周りのサーファー達は上手いので、小さな波を上手に捕まえあっという間に陸に上がり皆走って逃げて行きました。

私は波が捕まえられず狭ってくる巨大な波を背に泣きながら元彼の名前を呼び続けました。「〇〇ー。助けてー」と何度も何度も泣き叫んだ夢でした。

目が覚めて、あまりにリアルな感覚に疲れを覚えてその日は仕事日行きました。

そして仕事帰り、携帯を開くと元彼からの着信が入っていました。話すのは半年ぶりです。

別れたとは言え、大好きな彼だったので嬉しくてすぐ電話しました。
すぐに電話に出た彼は「元気か?」と。そして「もしかして何かあったか?」と。

私は「ないけど?なんで?」と聞くと彼は「ないならいいけど。お前が夢にでてきて、あまりにも助けて助けてって言うもんだからなんか気になったんだよ。妙にリアルでさ」と。
私は絶句しました。

その瞬間、千葉の男性が夢にでてきた時の事も思い出しました。これがどういう意味を持つのかまだ分かりませんが強い想いは相手に届くのかも知れません。

今でも不思議に思う体験でした。