高校時代の友人2人が亡くなっているにもかかわらず私の自宅に現れました。高校を卒業してからは一度も会っていなかったので、私の事を見に来たのかもしれません。恐怖心はほとんどなく、久しぶりと言う印象を受けました。不思議な体験でした。
私が経験した不思議な経験は24歳の時に私の自宅で起こりました
私は高校生までを田舎で過ごしていましたが、高校卒業と同時に都会に出て働いていたのです。
田舎暮らしに飽き飽きしていたところもあって、ここから飛び出して行きたいと思っていたからです。私は当時、都会に出てきて6年目になっていたので生活にも仕事にも慣れてきたころでした。
仕事が終わるのが夜の8時位なので、自宅に着くのはいつも9時位になっていたのです。その日の帰りも9時位だったと記憶していますが、自宅に帰ると様子が少し変でした。
嫌な予感がしたのです。ワンルームの自宅でしたので、ドアを開けると部屋すべてが見渡せる間取りになっていました。カギを開けドアを開けると、部屋の奥がベランダになっているのですが、そのすぐそばで2人の人影が見えるのです。
私の嫌な予感は的中しました。パッと見ただけで私は目をそらしてしまったのですが、勇気を振り絞って見る事にしたのです。なぜか電気を付けようとは思いませんでした。
良く見てみると男性の姿が2人見ます。顔をよく見ると、高校時代によく遊んだ友人2人が経っているではありませんか。私は友人2人の名前を順番に呼びました。すると2人は笑っているのです。
ここで私は自宅の照明を付けようとスイッチを入れました
その2人から目を離してしまったのですが、照明を付けて2人の方を見てみると彼らはいませんでした。
名前を呼んでも返っては来ませんでした。田舎は遠いところにありますし、カギを開け勝手に私の自宅に友人が入ってくるわけがありません。
すぐに消えてしまったところを考えると少し怖かったのですが、恐怖を感じるほどではありませんでした。久しぶりに友人の顔を見る事が出来たので嬉しい気持ちも多少はありました。私はこの事を考えながら眠りについたのです。
翌朝になって田舎の別の友人から電話がかかってきました。昨日見た2人が無くなったと言うのです。交通事故が原因で、亡くなったのが昨日の夜8時位だと言うのです。
私は驚きと共に悲しみがこみ上げてきました。冬場だったのですが、私の田舎は路面が凍結する位寒い地方で橋の上で車がスリップして川に落ちたと言う事故だったそうです。
飲酒をしていたようで判断能力が鈍っていたと後になって聞きました。冬場特に橋の上は凍りやすく気を付けなければいけません。
スリップして川に車が落ちてしまったと言う痛ましい事故でした。私は時間を考えてみると、友人2人が無くなってからすぐに自宅で見たことになります。
高校を卒業してから彼らとはあったことがありませんでした。私の事が気になって見に来たのかもしれないと思うと涙が止まりませんでした。