【恐怖の実話体験談】何者かに足をとられ変色した青アザの謎

恐怖の心霊体験談

私が未就学児の頃のお話です。
私の家は山や田んぼが周りにありますが、決して田舎という程ではなく、コンビニやスーパーなども徒歩圏内にいくつもあるような、都会と田舎が入り交じったような場所です。

昼間は車通りもあり、明るくて、近所の子どもたちといつも近くの公園や田んぼなどで走り回っていました。

私が恐怖体験をしたその日は、新しい遊び場を開拓しようとみんなで探検をしていて、山の周辺を歩いていた時のことでした。
山は田んぼの後ろにあり、薄暗くて、大人からはあまり近寄らないようにと言われている場所でした。

決して大きな山ではないし、気は沢山生えているけど昼間だし。田んぼから見える範囲なら大丈夫と足を踏み込みました。
最初のうちはどんぐりを拾ったり、枝を集めてみたり、綺麗な石を見つけては見せ合うような遊びをしていました。

田んぼからも見える範囲ではあるけれど、15時頃になって、少しだけ陽が陰った時、友達がトンネルのような穴を見つけました。

薄暗くて、少しジメジメとしていて怖かったのですが、中にキラッと光る何かが見えて、2人の友人が恐る恐る中へと入っていきました。
けど友人も怖かったのか、何かを見たのか、1人は走ってそのまま帰ってしまいました。もう1人は立ちすくんでいて怖いと慌てているようでした。

もう1人はを私の後ろにいて、手を握っていました。
「もう帰ろう!」と言うと立ちすくんでいた子が田んぼの方へ走り出し、私も手を繋いでいた子もビックリして慌てて田んぼへとはしろうとしたら、私だけ足を掴まれたように引っ張られて、足には何もないのに動けなくなりました。

「何かひっかかった!たすけて!」

手を繋いでいた子と田んぼへ走っていった子がが駆け寄って2人で引っ張ってくれて、なかなかそれでも抜けず
「たすけて!」と何度も叫びました。
私はその時必死でしたが、ずっと穴の奥から
「行かないで、みんなにわかって欲しい」
「足が欲しい」

という声がいくつも聞こえていました。
その中で「逃げて!」という声がきこえて
2人が引っ張ってくれていたことで抜けたのか逃げて!という声をきっかけになのかわかりませんが、抜け出すことが出来ました。
田んぼの明るいところまで行き、ほっとして自宅へ帰ると母の顔がみるみる青ざめていき

「どうしたのその足!」と叫んできました。
見ると、引っ張られていた足に手の形をした青アザが出来ていました。
聞いた話によると、山には手付かずの防空壕がまだあり、たまたま見つけて足を踏み入れてしまったようで

夜になると足がどんどん痛くなり、熱が出ました。
すぐ近くの神社へ向かい、お祓いをしてもらったのですが、お祓いが終わる頃には熱もなく、字も薄れていました。

しばらく家の中には御札がはられ、山で見つけた防空壕には立ち入り禁止のテープ。後日お祓いされ、柵が付けられました。
もし友度が戻って引っ張っていてくれなかったら、引き釣りこまれていたと思います。