新聞配達の恐怖体験談 いつも新聞を待っているおばあさんの異変

恐怖の心霊体験談

友人が昔、朝刊の新聞配達をしていました。

埼玉県在住。Kさんの体験談。

朝刊というくらいなので出勤は早く暗い時間に勤務します。毎朝4時ごろあるおばあさんの家に向かい、そのおばあさんはポストに新聞を入れた途端に新聞を取ってくれるのです。ですが、ある日突然それが途絶えました。

私の友人は朝刊を届ける新聞配達のアルバイトをしていました。朝2時に出勤し、6時頃に仕事が終わります。配り始める頃は暗く、終わる頃にようやく明るくなる時間帯です。

ある日友人は、慣れたルートの配達に向かいました。そのルートには、とても古いアパートがあります。そのアパートの2階の一室にいつも4時頃に新聞を届けるおばあさんの家があるのです。

そのおばあさんはポストに入れた途端に新聞をとっていくのです。毎朝毎朝、おばあさんは新聞をすぐさまとっていきます。寒い日も暑い日も。早起きなおばあさんだなあと、それくらいに思っていました。

しかしある日同じ時間に新聞を入れても新聞を取る音がせず、振り返ると新聞がまだ刺さったままになっています。この日はたまたま寝ているのだろうと思い、その家をあとにしました。そして次の日の配達、おばあさんの家には前日の新聞がいまだに刺さっているのです。

少し不思議に感じながらも、旅行でも行ったのかと思いその日の分もささ入れて帰ったそうです。そして次の日もまた次の日もおばあさんの家の新聞は取られることはありませんでした。

さすがに何かあったのかと思い、上司に相談し、上司と大家さんとおばあさんの家を訪ねることになったのです。ノックをしても返答もなく、大家さんが鍵を開けてみると、そこにはおばあさんが倒れていました。

後々の警察の方には、新聞を取ろうとした時に倒れたのではないかと言われたそうです。新聞を好きでいてくれた方がいなくなるのは悲しかったそうですが、何日もすぐそこに遺体があったことも、恐怖だったと語っていました。