今から9年前の夏、興味本位で茨城の取手にある某廃棄病院に肝試しに行きました。車で当時の彼氏と私、彼氏の友達A、Bの4人で行ったのですが、Aが肉離れをおこしていたので車で留守番することになりました。そこでAに起きた不思議な恐怖体験です。
今から9年前の夏に興味本位で茨城の取手にある某廃棄病院に肝試しに行きました。当時の彼氏と私、彼氏の友達A、Bの4人で行ったのですが、
そもそもその廃棄病院は結構有名な場所らしく、私以外はみんな一度は行ったことがあるということでした。
皆で食事をしながらその廃棄病院の話をしていたのですが、だんだんと今から行ってみるか?という流れになったのです。
私以外大学生で夏休みということもあり、正直その場のノリでした。特に何も考えていませんでした。
彼氏の運転で現場まで行くことになったのですが友達Aは肉離れをおこしていたので車で待ってることにしました。
現場に着いてみると本当に有名なだけあって現場から帰るであろう車にも遭遇しました。
Aは松葉づえなしじゃ歩くことができなかったので、一応車に鍵をかけていきました。
実際廃棄病院は木造2階建ての作りだったらしいのですが、何年か前に火事があったようで
2階部分は焼けてなくなっており、1階も燃えた木材が邪魔して途中までしか行けないようでした。
入り口でただならぬ不安を感じ、私とBは中にまで入りませんでしたが入り口から見える中は真っ暗で気味が悪いくらい全く何も見えませんでした。
彼氏だけが行けるところまで一人で行ってみたのですが「特に何もなかった」「暗くてよくわからない」というだけでした。
そそくさと車に戻るとBが「さっき鍵かけた?」と聞くのです。
私たちは「何言ってるの?出るときすぐ目の前でかけたよ?」というとBは「え?皆が出て数分してからガチャって聞こえて、確かにさっき鍵かけて出たよな?と思ってドア開けようとしたら鍵がちゃんとかかってたんだよね。」「2回ガチャって音がしたのにロック状態って変じゃね?」
と言ったのです。
私たちはもう何も考えずただただ必死に帰りました。
今思ってもBが嘘ついてたとは思えなかったし、絶対おかしい現象でした。