取り憑いた生霊と守護霊の怖いけど感動する実話体験談

感動する心霊体験談

私は大型ショッピングセンター内のテナントの雑貨販売員として、レジ、接客業務をしている。
その当時、そこに入社したばかりで、SCのサービスカウンターでのサービス内容は熟知していなかった。

ある日、60代男性が私の働いているテナント雑貨店に来店され、商品をご購入された。

レジで「これ(購入した商品)をラッピングしてほしい」との事だったがうちの店ではラッピングサービスは行っていないとお断りした。
「サービスカウンターでラッピングしてくれるの?」と言われ無知だった私はサービスカウンターに確認もせず「はい!してもらえるかと思います。」と返答。
しばらくして、サービスカウンターからの内線。

「そちらで購入された商品をラッピングしてもらいたいとお客様が来られていますが・・・うちではやってません。そしてお客様お怒りです。」との事。
やばいな、、と思いながら「すぐ行きます!」と駆け足でサービスカウンターへ。
もちろんお怒りのお客様が私に「あんた!ここでラッピングできるて言うたでしょ!」と指さしながら激怒。そりゃそうです。確認不足の無知な私の責任です。

私は「申し訳ございません。私個人でラッピング対応をさせて頂きますので、それでよろしいでしょうか?」とお尋ねし、
お客様からそれでよしと了承を得て、自店に戻りラッピング材料などを急いで自費で購入、ラッピングをして「これでよろしかったでしょうか?」と

お客様に差し出したところ、あんなにお怒りだったのがウソのように笑顔で「いや~ありがとうね~今度から〇〇さん(私)にラッピングを頼むよ~」と上機嫌。
内心(いやいや二度とごめんだわ。)と思いながらも、その場は乗り切った、勉強になったと安堵と反省をしていた。
それから数日は平和に家事、仕事、子育てをこなす毎日だったが、数日後からひどい頭痛が続いた。

市販の頭痛薬、ロキソニンなど1日に何度飲んでも、まったく効き目がなく、いよいよ病院で頭のCTをしてもらった。
結果は異常なし。それからも頭痛は続いていた。
病院に行き2日ほどたった頃、久しぶりに小学校からの友人にたまたま会った。
その友人は霊感が強く、以前からきつねの霊に取り憑かれたり、亡霊が見えたりすると話は聞いていた。
その友人が私を見て一声目「やばいよ。休みいつ?通ってるお寺に早く行こう。」と・・・

私は「え?何?どういうこと?」と聞くと「やばいのがついてるよ。体きつくない?早く取ろう。」との事。

次の日がたまたま仕事が休みだったためその友人と友人が行っているお寺へ。
お寺に足を1歩踏み入れたとたん、すごい耳鳴りとめまいがした。
落ち着いたところでお経を聞き、そこのお寺の奥様とお話しをした。
「あなた、よく耐えれたね。生霊だったよ。背後が真っ黒に漂ってた。あなた最近誰かに怒鳴られたり怒られたりした?」と聞かれ、思い当たる事はラッピングのおじさん。。その話をすると、奥様が人物像の特徴を言われた。
「色黒、やせ型、眼鏡の60代ぐらいの男性ね。」、、、ドンピシャで私は鳥肌が止まらず。

「その通りです。まさしくその人です。」と伝えたところ
「あなたに対して怒りの念がすごいのよ。でも大丈夫。もう除霊したから。それとね、、、」と私の左肩付近を凝視され、
「あなた、水子いる?今まで流産、死産、子供を堕胎した経験は?」と聞かれ、経験がないため
「ありません。」と返答。
「おかしいわね、あなたにずっとくっついてるのよ、4歳か5歳ぐらいの女の子が、、、」と

あ!お姉ちゃんだ!とすぐにピンときたので、姉がいたこと、その姉は4歳でこの世を去ったことを奥様に伝えた。
奥様いわく、お姉さんがあなたを守ってくれているから、常に感謝しながら生きて行きなさい。
決して成仏していないわけではない。あなたを守ろうとして一緒にいてくれているのよ。と教えて頂いた。

私は姉が亡くなった時はまだ1歳で姉の記憶が一切ない。
両親からは「妹想いで優しいお姉ちゃんだったよ。」と聞かされていた。
姉が亡くなってからはずっと一人っ子で育った私は、もしお姉ちゃんが生きてたらな、、、とずっと思ってきた。
そんなお姉ちゃんがずっと今も私のそばにいてくれていたんだと思うと、涙が止まらなかった。

それまで仏壇に手を合わせることも滅多になかったが、それからは毎日感謝の気持ちと、姉が大好きだったオレンジジュースをお供えしている。
お姉ちゃん、ありがとう。
そして、これからもよろしくね!