【感動する心霊体験談】最期のお別れを伝えたくて挨拶に来た愛猫

感動する心霊体験談

名前はノンと付けました。
白黒のぶち猫で、お鼻が綺麗なピンク色の美形のオス猫てました。
出会ったその日、あまりに可愛いその容姿に、お店の中へ。仕事中にジーンズの裾からお腹の辺りまで、かけ登ってきたりして、私にとても懐いてしまい、思わず連れ帰ってしまいました。

もちろん近所の方にも飼い主を聞いて周りましたがどうも捨て猫のようでした。

お腹の当たりから硬い骨がポコッと出ていて、少し奇形な身体でしたので、さらに可哀想にもなり、責任持って育ててあげなきゃと、飼い主としての自覚も深まったことを思い起こしました。

時が流れ、立派な、でもスマートで美しい大人のオス猫に成長しました。
ある日、突然、食べたものを、吐き出してしまい、少しづつ、食欲もなくなっていきました。痩せて元気がなく、動物病院に連れて行くと、蚊が媒介するフィラリアに罹っていました。

病院の先生の話では、悪化が酷く、手遅れと言われました。とりあえず、出来る限りのことはやりましょうと入院をさせました。

それから毎日仏壇に祈りました

私にとっては初めて自分が拾った動物であり、親のような気持ちで大切に大切に、愛情を注ぎ育てた子でした。言わば家族。
入院して1週間。様子を見に行くと、さらに痩せて、辛そうに私を見ていました。

帰宅して、とにかく元気になって欲しい一心で,病状の回復を祈りました。その日も丑三つ時に仏壇に向かって、祈ったあと、布団に入り、眠りにつきました。深夜で疲れもあり、急速に深い睡眠に落ちていきました。

ふと気がつくと足元から布団の上を顔の方に向かって1歩1歩猫が歩いて近づいてくるのがわかりました。自宅は田舎で当時玄関は引戸、鍵もかけません。

時々夜中に勝手に引戸を開けて野良猫が家の中に入ってくることもしばしばありました。その猫が布団の上を歩いている。顔の側まで来ている、怖い?。動いたらひっかかれる。

怖くて怖くて目が開けらません。

ますます、顔に近づき、胸の上で座ってしまっているようで、苦しい!ああ怖い!でも勇気を振り絞って目を開けると何もいませんでした。一体何があったの?確かに猫が足元から歩いて胸に座りこんだはずなのに。

不思議な体験でした。しかし、つぎの日、病院からノンが亡くなった連絡がありました。丁度あの不思議な体験をした時間になくなっていたのです。私はノンが私に最期のお別れの挨拶に来てくるたんだと確信しました。嬉しかったです。

あの日君を拾って帰ったことは運命だったと感じて涙が溢れました。ありがとう。早く元気な体で私の側に生まれて来てねって仏壇に向かいました。