今だに私が覚えている風景は夢だったのか、現実だったのかわかりません。
和歌山県在住。Sさんの体験談。
秋祭りでみんなが神社に集まっていたのですが、神輿も神社に集まってきていたので凄い人でした。
私はその神社によく行ってたのですが、知り合いの人に「池には近づいたらダメ」ときつく言われていました。
なので池には行って事なかったのですが、その日だけは別で人が多すぎて通れなかったので池の方から回ろうということになりました。
私も池を見なければいいだろうと簡単に考えてたのもあったんです。
池の方に行くと私の子どもがいたので少し話をして歩き出したのですが、その時にもしかしたら池を見てしまったような気もするのですが記憶にない。
私的に見ないようにしてたので記憶に残ってないだけなのかは不明なのです。
ですが、その夜に池の夢を見るのです。
夢の中で池の所に行って池を見たら水はなく干上がってて池の底が見えていて「水ないやん」って言ってる夢だったのです。
それだけの夢だったのですが、その夢が妙にリアルで怖かったのを覚えています。
起きた瞬間「あれは夢だったのか、現実でみたのか」と思うほどでした。
起きて手を見たら数珠が切れていました。
池に近づくなと言った知り合いから「この数珠を付けときなさい」と渡されてた数珠。
それが昨日までは何ともなか、起きたらいきなり切れてるなんて。
ちょっと怖くなり知り合いのもとに切れた数珠をもっていきました。
数珠を見た知り合いが「池にいったやろ」と言ってきました。
「え、なんでわかるん、でも池見てないで。ただ夢みた。池の夢で干上がってて水がなかった」と伝えたら、「池に行ったから数珠切れたんやで、神様が守ってくれてんで」と知り合いから教えられました。
数珠が切れたのは私の身代わりになってくれたみたいでした。
「もし数珠がなかったらどうなってたかわからんかったで」ともいわれました。
自分が軽い感じで行ってしまった事を後悔しました。
知り合いはまだ数珠をつけた方がいいからと、ちゃんと数珠を直してくれました。
それからは二度と池には近づいていません。
無意識の中ではありますが正直、怖いというイメージが抜けないのもあります。
ただ本当に池の水がなかったのか、本当はちゃんと水は入ってるのか私が知る事はこの先もないと思います。
だって池には行けないから。
あの光景は夢だったのか、とても不思議でしかないです。
あれからは、あんなにリアルな夢は見ていないですい。