10年以上前の出来事なのですが私は仕事を終え家に帰るため田んぼと高速に挟まれた細い道を走っていました。
時間は19時頃だったのでまっくら高速の明かりはかすかにあるもの寂しい道です。
しかも近くに田んぼがあり地域的にも市街地ではないためウサギが道をぴょんぴょん飛んでいたこともあるような細い道なので私はスピードを出さずゆっくり走っていました。
寂しくないように音楽をかけてまわりに車が走ってないのでのりのりで歌いながら走っていると奥のほうから一台の対向車が来るのがみえました。
その車は少し古い形の青色のコンパクトカーでした。細い道なのでなかに乗っている人も見え若いカップルがのっていました。近くに女子大と男性の生徒が多い大学があったので学生カップルか~デート楽しそうだなぁなんておもいながらすれ違いました。
でもすれ違うときなんだか違和感…ふとその車の上を見るとその違和感の意味がすぐにわかりました。なんと半透明の雨合羽のようなものが飛んでいました。
疲れてて幻覚が見えているのかと思いもう一度見てみるとやっぱり雨合羽のようなものがありました。大きさは大人の人位の大きさでペラペラでなく人が雨合羽を着て手を広げた形で立体的なでも頭も手も足もなく雨合羽のような影だけが車の上をすーと青い車と並走しながら飛んでいたのです。
当時の私は怖い話しや心霊関係が大嫌いしかも暗い細い道で近くに時期はわからないもののいつもお花が供えられている場所があることをしっていたのでいつも少し怖いなぁと思ってはしっていたのですが、その時は不思議なことにまったく怖くなく驚きのほうがうわまわって何度も見返してしまいました。
前を見て安全運転しないといけないのに危ないと今では感じますが…
そしてなんだかのほほんとしていた私はそこの地域は冬になるとかなり風が強い地域なので、今日は雨合羽が綺麗に飛んでしまう位風が凄く強いんだなぁっ雨合羽と走っててすごいなぁと訳のわからない事を考えていました。
でも風が強い地域割には車が流されることなく順調には走っていたので不思議に思い窓をあけて風の強さを確認してみました。
するとその日はほぼほぼ風は吹いていなかったのです。えっ!っと思ってもう一度危ないのですがスピードを落としてすれ違った車を見るとやっぱり上に雨合羽を携えながら走っている車がみえました。
だから、雨合羽ではなくその車か又は乗っている2人乗りうちのどちらかに怨念があるのか又は守ってくれているのかはわかりませんが私に撮ってはとても不思議な体験をした夜の出来事でした。