これは以前住んでいたハイツでの出来事です。
まだ引っ越して2ヵ月くらいで家の中も家具もなくがらんとしていました。その日は近くに姉が住んでいたので遊びに来ていて私の息子が6歳だったので一緒にテレビ観てたんですが少し横になりたくなり襖を開けて隣の部屋で横になっているとちょうど春だったので窓から心地よい風が入りポカポカ陽気で眠くなってしまいウトウト寝てしまいました。
すると程なくしていつも金縛りに合う時は耳鳴りがしてから合う事が多いので
その時も低いボーッという耳鳴りがしたので嫌な予感はしてたんですがやっぱり足から段々と金縛りにあっていきました。
襖は開けていたので姉と息子の声は聞こえてるんですがこっちは声を出せないから必死で足の指や手を動かそうと試したけどなかなか動かずでどうしようかと思っていた時に急にお腹に何かが強く踏みつけていく感触があり「ウッ」と思いながらもどうする事も出来ずにいるとその何かは私のお腹をその後も何回も踏みつけていくんです。
最初は怖くて仕方なかったんですが何回も踏まれているうちに段々と怒りが込み上げてきて何とかこれを止めてやるという気持ちになりました。
それで右手の指を頑張って少しずつ動かしていきようやく右手が動いたのでその踏みつけてる場所に手を持っていき下から持ち上げるように払い除けました。
するとその瞬間、私の左耳のすぐ横で「ギィェェーーーッ」とほんとにこの世の者とは思えない断末魔みたいな大きな叫び声が聞こえてその瞬間パッと全身の金縛りが解けたんです。
それですぐに目を開けて何かを見てしまったら怖いので目をつぶりながら隣の部屋にいる姉に声をかけ返事が返ってきた時に目を開けました。
その後姉にこんな事があってと事情を話すると姉いわく私が寝ている時、何かにうなされていたらしく夢でも見てるのかと思ったみたいでした。
私がウトウト寝てから金縛りにあい起きるまで自分の中では長かったように感じたけど実際は30分程だったみたいです。
その後姉と息子と散歩する為に玄関を出るとハイツの斜め横の家で法事をしていました。それでわかったんです。
私が斜めに寝ていて頭を向けていたのがちょうどその家の方向で足の裏の方向がうちの家の開けてある心地よい風が入ってきてた窓。
もしかしたら法事をしていたので私の家が通り道になっていたんじゃないかと。
たまたまその通り道に私が寝ていたので踏みつけながら通り過ぎて行ったんじゃないかなと。
でも同じ霊が何回も踏みつけていたのかそれとも法事に引き寄せられて多人数の霊が踏みつけながら通って行ったのかそれは今となってもわかりません。