階段が15段ある事故物件で起きた恐怖の心霊体験談

恐怖の心霊体験談

引っ越した先で見つけた格安物件で起きた心霊現象。

福岡県在住。Iさんの体験談。

その物件は15日以上住んだらタダと言う怪しさたっぷりの曰く付き物件。何人かタダの言葉に負けて住んでみるも15日以上住んだ人間は居ないと言う筋金入りの心霊物件にチャレンジしてみる男性の話。

仕事で引っ越してきて部屋探しをしました

何年も前の話です。まだ安定してなかいから安いところをメインに部屋を探しました。

見つけた部屋は家賃が半月住んだら以降はタダって言う変な所。二階建の古めのアパートで全部屋数は10部屋で上と下で5部屋ずつある所でした。

結構、部屋は広く綺麗な部屋で二階へ上がる階段がかなり緩やかな階段だったので酔っても転ぶ心配は無いなんて喜んでました。
引っ越しの初日に疲れもあったのですが手伝ってくれた友達と食事をし酒も飲んでたので部屋に戻ったらすぐ寝ました。

布団に入って間もなく子供がはしゃいでる声が聞こえたのですが夜中の12時に赤ちゃんがキャッキャする声が聞こえるて親は何をしてんだ?と思いながらも眠りについてしまいました。翌日は仕事も休みで友人も片付けに来てくれ泊まっていく事に。

夜は酒を友人と飲みながら話してたのですが

また夜中の12時頃に子供の声がしてきました。
きっと不良上がりのヤンママが居るんだろうな程度で友人と話が盛り上がってました。

翌日は仕事があり帰りも遅くなり夜中の12時少し前くらいに帰宅したら茶髪の女の人と子供が二人で階段の前に居ました。
やっぱりヤンママが居たんだと思いながらも通りすがりに会釈をして階段を登って部屋へ向かいました。

引っ越して1週間目で会社の同僚が引っ越し祝いとこじ付けて飲みに来て泊まっていきました。
すると僕は、ある異変に気付いたのです。

引っ越した当日は赤ちゃんがキャッキャしてたけど1週間も住んでたら何を話てるか分かる程度の会話をしてた事に。
ヤンママ以外にも夜中に子供を遊ばせてる所があるのか?など考えてると寝てしまいました。

翌日、酔ってたので夜中の出来事なんか忘れ仕事に向かう。

これの繰り返しをしてたんですが引っ越しして10日目の夜に会話してる声が小学生でも高学年くらいの子の声に変わってました。会話も、もう少しだよね?なんて言ってるのも聞こえる始末。

良く考えたら引っ越してから毎日、夜中に赤ちゃんから小学生くらいまでの子の声を聞いてる事に気付き怖くなり友人に数日、泊まってもらう事にしました。
11日目…12日目…13日目と過ごし友人もその声を聞いてました。
翌日、仕事へ向かう時に、ふと階段を数えながら降りたら15段ありました。

14日目の夜は友人が別の友人も連れてきて4人で14日目の夜を迎える事になりました。

友人が連れてきた別の友人は自他共に認める霊感が強い人

何も感じない人で酒を飲んでられるほど精神的に余裕がなく、ただ会話をしてたら夜の10時過ぎたあたりから霊感が強い人が寒気がするとか言い出しました。

引っ越したばかりで、何処に薬があるのか分からなかったので酒でも飲んで体を温めろって事になり飲み会がスタート。飯も食べずに飲んでたので酔って12時前に眠くなり布団を敷いて寝ようと電気を消して横になってたら、いつもの階段の所で声が聞こえてきました。

「お母さん、早く早く!ここまで来たんだよ!でも、明日で最後だね…」

部屋の中に居た4人全員が、その言葉を聞きました。1人がブツブツ何かを言ってるけど僕は頭の中でグルグルと初日からの事を思い出してました。
そう言えば初日は階段の下あたりから声が聞こえてて住んでる日数が増えてくると部屋の近くに段々と近づいてる事に気付きました。
そして、さっき聞いた明日で最後だねの言葉で朝に出勤する時に何気に数えた階段の数。

15段。

今日で入居が14日目。

血の気がサーと引いて取りあえず訳も言わずに皆に着替えを指示し急いで出て行きました。

近くのファミレスで訳を話したら霊感の強い人が一言。

「明日で最後だねの後に今日は1人多いねお母さん。」

と言ったのを聞いてたそうです。
そして逃げる時に振り返ったら母親らしき人と高校生になったかどうかくらいの子が二人と3人で階段からこっちを見ていたと。

その日は友人の家に急遽、泊まり翌日に不動産へ向かい事情を話ました。
不動産からの返事は、
「あそこで3人の母子家庭の家族が居て子供の1人が知的障害があり生活苦で変死した姿で発見されたんです。」

と言われました。過去にそんな事があるわけ無いと言って入居した人が16日目の朝に風呂場で発見されたらしく、それ以来は曰く付き物件となってたそうです。
もしあの時、気にせず15日目を過ごしてたらと思うとゾッとします。
今は、老朽化により建て壊してる物件の話でした。