心霊好きのメンバーで集まり、心霊ビデオを見ていた時に不意にラップ音が鳴りました。その後ドンドン大きな音になり、ついには何人かでバンバン叩いているのではないかという大きな音になりました。鳴りやんだ後に窓を見ると、内側に手形がありました。
私が10代の学生だったころ心霊ものにすっかりはまっていました。周りもそういった友人が多く、心霊スポットに行ったり、心霊のビデオをみたりしていました。
ある時、4人で友人の部屋で心霊ビデオを見ていた時の事です。そのうちの一人が異常に霊感の強い人で、不意に「嫌な予感がする、、」と言い始めました。そこから、急にパンッ！という音が鳴るようになり、それが様々な場所からなる様になりました。
驚いている間もなく大雨の様にバンバン叩かれる音がし、2階にあった部屋の窓壁天井すべてがバンバン鳴り響きました。時間にして2,3秒だったと思うのですが、一瞬で雨がやむ様に無くなった事を覚えています。私の目からは皆青ざめた顔をし、頭を抱えていた姿が焼きついていました。
その後ビデオを止めて窓を見た時に背筋が凍る様な感覚がありました。窓に無数の手形が付いていたのです。私たちと同じくらいの手形でした。霊感の強い友人が、「きっと遊びたかったんだろうね」と窓の外を拭こうとした時に、リアルに髪の毛が逆立ちました。
手形は外側から拭いても消えず、内側から叩かれていたのです。その後私達が考えた見解では、家の中に居た霊が外の霊を呼び出したのではないか、というものでした。
これだけの経験をしているのに、霊感の強い友人といればこんな事日常茶飯事だったので、その後皆でファミレスに行き、すぐに笑い話にしていたので若さってすごいな、と今改めて思います。
