「先住人」がすでに存在するアパートで体験した怖い体験談

不思議な体験談

私は転職の一環で引っ越しをしました。リーズナブルなアパートと元主人との出会いを喜んでいた矢先、病気や元主人のことで悩まされる毎日が続き、引っ越し間際は女性にまつわる霊の存在を目のあたりにして入居後1年で退去です。しかし、これが私の人生の転換期でもありました。

昨年私は転職活動の一環からある地方に引っ越しをして一人暮らしを始めました。住まいは当然アパートですが2DKという広さでお家賃も5万以下とリーズナブルなのに喜ばしさを覚えたのを今でも覚えています。そこでの生活を3日間くらい経過した頃のことでした。

夜11時以降にベッドに入りますが、なぜか一人暮らしであるのに、誰かの視線を感じだします。そして、部屋の中を見渡すものの誰もいません。そのような日が数日経過後、私はせっかく入社した職場でも睡眠不足からとうとう体調を崩して入社してわずか1週間で退職になりました。

それから1週間ほど私は体を休めて再び就職活動です。今度はアパートのすぐ近くのお店に勤務することになり安堵しました。そして、その職場で元主人と出会い結婚となり、元主人は私のアパートで暮らすことになります。

私は嬉しくて毎日家事と仕事にといそしんでましたが、そんなある日私は極度のアレルギーに襲われだしそれが何日も続き、最後はきつい倦怠感に悩まされ職場を退職しました。元主人は、仕事上の飲み会や友人との付き合いでほとんどアパートにはいなかったと記憶しています。

そんなある日、私が夕方に買い出しに行き、アパートのドアを開けると、キッチンの方に人影をみました。どうも女性のような人影です。

私はビクビクしながらキッチンに行きましたが、その時にはその人影は消えていました。そしてまた1か月が過ぎるころ、私は膝から下にかけてしびれを感じるようになり、急遽病院で診察を受けたところ、肝機能障害になっているのを発見されました。

そして、アパートに引っ越してから半年後のことです。私たちが住んでいたアパートの真上の部屋のご夫婦が引っ越していかれました。しかしながら、誰もいない真上の部屋から特に夜中、物音が頻繁にし始めました。ドアを開ける音や人の足音などです。

私が住んでいた部屋もその頃から、おかしな事が始まりだします。元主人が別の部屋で寝ているにもかかわらず、夜中になると私の部屋のドアを誰かが開けていくなど、しかもその音で目が覚めるとドアの前には誰もいません。

そのような事が3回くらい続いたある日、私は元主人の服を洗濯していた際に元主人が金銭トラブルを抱えていたことに気づきました。元主人を問いただすも話してくれず、トラブルは大きなる一方です。

そのアパートでは引っ越す間際に、夜中に寝ていると布団の中に女性のやせ細った手が「ごそごそ」と音を立てて入ってきて、私は思わず飛び起きたのを鮮明に覚えています。その時の恐怖は私の中ではすごいものでした。

その後、元主人の金銭トラブルもあったため二人で元主人の実家に身を寄せました。私は一安心をしていた矢先、そこでも夜に廊下を知らない女性が歩くという、いわれる霊を見てから同居もうまくいかなくなりました。その後、私は自身の実家に別居という形で戻り離婚に至りました。
私自身の実家に戻ってから以降、私の肝機能障害はよくなりました。

それだけではありません。仕事も自営的な職種に変更して、現在は完全に自営業で仕事も少し上向きになってきています。他の職種にも携われるようになっています。完全に実家に戻ってからはとても良好な毎日を送っています。

今は再婚も視野に入れて婚活をしてましすが、「悪い相手」というのは不思議と続かなくなっています。今になり、あのアパートに引っ越して経験したことは私にとっては一つの転機だったのだろうなと感じています。