先輩だったのか毎日現れた謎の存在に恐怖した体験談

恐怖の心霊体験談

私が通っていた高校は、朝にも放課後にも部活を行う学校でした。
高校入学直後に入部し2週間程度は何事もなく新しい環境になじむことに四苦八苦しながらも、夏の大会を目指して練習を楽しんでいたような気がします。

しかし厳しい上下関係にも何となく慣れ始めた頃

その不思議な体験は始まりました。1番後輩である私は、先輩が部活にみえたらだれよりも早く挨拶をする義務がありました。
それは中学校での部活ではなかった習慣のため、私は素早く挨拶をできるよう、誰かが部室の前に立った気配をいち早く察知できるよう、気を遣っていたのです。

そのため、先輩や顧問の先生がみえた時の対応に困ることはほぼなかったのですが、その不思議な体験のせいで当惑することが増えたのです。最初は誰か来た気がするけれど誰もいないな、気にしすぎて風の音か何かを間違えたのかなと思うことが何度かありました。

でもそんなことが何回か続いた後

ふっとある姿が見えるようになってしまったのです。
それは、私たちの先代の制服を着た人の姿。しかも見える時には決まって、ロングヘアの上半身しか見えません。

なぜ、先代の制服だと分かったかというとたまたま、私の通っていた小中学校が入学した高校に近く、制服が変わったタイミングも間近で見ていたし、今度の制服はかわいいね同級生と噂をしていたことがあったからです。

上半身しか見えないというだけならば、ハードな高校生活、ハードだといわれる部活の生活にちょっと疲れているだけとか、見た角度が悪かったとか、様々な原因が考えられるでしょう。

でも、先代の制服を着ている人はいないはず。だって、もう3年生まで新しい制服になっているのだから、その制服を着て部室を訪れる人なんているわけがありません。

訳が分からないという思いから知らぬふりを決め込もう

としましたが、その現象は5月になってからも続きました。
その後、ふとしたきっかけで部内で幽霊談議になったことがあったためこの話を先輩に告げたのですが、部室に幽霊が出たというエピソードを聞いたことがあるという先輩はゼロ。

学校の近くにお墓があるからだろうかとか、昔その学校はいじめが激しく精神疾患を患う人もいると聞いたことがあるのでそのせいだろうかとか、いろいろな原因を考えてみましたが、これだというものは見つかりませんでした。

私は結局、様々な事情からその部活を辞めることにしたのですが、辞めるころまでずっとその現象は続いていました。今考えれば、ただ単に部活をやりたかった先輩さんがひょこっと顔を出してみえていただけなのかなとも思いますが、当時はかなり怖かったです。