寝室で1人でいた時、ちゃんと寝ているかどうか時々親が見に来ていました。その日もなかなか寝れずにゴロゴロしてました。いつもの足音が聞こえ、親が来たと思い、タヌキ寝入りをしました。急に足を引っ張られ、寝惚けたフリして起き上がると誰もいませんでした。
小学生になった頃の話です。二階建てに住んでいて、寝室は1つで家族4人で寝ていました。
8時頃になると「先に寝ていなさい」と言われ、1人で寝室のある二階に上がって寝ていました。いつもしばらくするとちゃんと寝ているか確認のために父親が二階に来ていました。
寝ていないと怒られるので、いつも寝たふり。父はスリッパを履いているので、足音ですぐにわかります。その日もなかなか寝れずにいると、スリッパの音が聞こえました。いつも聞いている音です。
慌ててタヌキ寝入りをしました。部屋に入ってくる音が聞こえたと思ったら、急に足を引っ張られました。寝てる場所がおかしかったのかな?と思いながら、寝惚けたフリして起き上がりました。すると誰もいません。
ビックリしてみんながいる一階のリビングに行き、「誰か二階に来た?足を引っ張ったでしょ?」と聞きました。すると「誰も行ってないよ」と不思議にみんなから言われました。私は怖くなり、その日以降は1人で二階に行くことが出来なくなりました。
親にいくら怒られても、必ず誰かと一緒じゃないと二階に行ったり、寝室に入ることが出来ませんでした。大人になってから、「本当は隠れてたんでしょ?」と聞いても「本当に行ってないよ」と言われました。