旧校舎の心霊スポットと言われるトイレで恐怖の体験をした話

恐怖の心霊体験談

自分が小学生の時に体験した恐怖の心霊体験です。自分の通っていた小学校は1~5年生が旧校舎で6年生だけ新校舎だったのですが、これは旧校舎での出来事です。旧校舎の隣には城跡地がありました。

この城跡地を含めた全体が旧校舎でこの2つの建物を繋ぐ森道もあったのでかなり旧校舎は広かったんですよ。

そして、その森道から少し外れた森の中に便所があったんです。雰囲気としては、かなり薄暗い感じでもう何年も使用されていない古びた感じのトイレでした。

そのトイレで幽霊を見たという小学生が数人いて、その話の影響で小学生の間ではそこが心霊スポットとして恐れられていました。その便所には、昼間は一部の小学生がかくれんぼとかで遊び場にすることがたまにある程度ですが、流石に夜は気味が悪いし怖すぎるので近づく人間はいなかったですね。

しかし、ある日怖いもの見たさで自分含む小学生仲間4人で休みの日の夜にそこの便所に本当に幽霊がいるのかどうか確かめようという話が出たんです。

暇だったしどうせ幽霊なんていないだろうと思い誘いに乗り休日の夜に旧校舎の前に集合することにしました。

ここで一応もしものことのために見張り組と現場探索組と別れるためにじゃんけんをすることに。勝った方が見張り役、負けた方が現場探索組ですね。

運悪く自分はじゃんけんに負けてしまい現場探索組になってしまいました。

心霊スポットという噂は結構聞いていたし好奇心があるとはいえあそこの周辺の薄気味悪さは十分承知だったので、かなり怖かったし恐る恐る近づいていく感じでしたね。結構足がガクガク震えていたのを思い出します。

とりあえず散乱したトイレの個室の中を探索しようとした瞬間、自分の後ろの方からガシャンと物が落ちるような音がしたんです。慌てて後ろを振り向くと、ぼんやりと白い物体が浮いていたんです!

自分は、この瞬間大声で叫び声をあげて逃げ出しました。もう無我夢中で旧校舎の入口までダッシュで逃げましたね。

旧校舎の入口の集合場所に戻るとそこで待機しているはずの待機組の姿が見当たりませんでした。おそらく自分の叫び声を聞いて逃げたんだと思います。新校舎ができてからはその旧校舎とトイレは取り壊されてしまいましたが、あの時の恐怖とあの白い物体はなんだったんだろう?という疑問は自分の中で今でも残ってます。

幸い、あれから自分の身に何か起こっているわけではないのでそこは安心ですがもう二度と心霊スポットに行きたくはないと感じました。