真冬に道を歩く子連れの白いワンピースの女性の幽霊

不思議な体験談

数年前の真冬の寒い時期に、友人の実家に遊びに行った時の話です。友人の実家は、埼玉の田舎にあり、周りは田んぼだらけのところです。街頭も少なく、コンビニも近くになく、夜は歩いて外に出るととても暗いところなので、どこへ行くにも車でないと行けないところでした。

みんなでよく友人の実家で遊ぶことが日常でした。

映画やテレビを見たり過ごしていて、深夜になりおなかがすいたので、コンビニへお菓子など買いに行こうという話になり、友人の車で出発しました。

道はメイン通りに出て来てから行くと、遠回りになるので、田んぼ道を使います。よく友人の家には集まるので、お決まりの通り慣れた田んぼ道です。

その日はとても寒かったのを覚えていています。家を出てしばらく行くと、先に人がいるなぁと言うのはわかりました。

だんだん近くなり、通過したあと、運転している友人が、言いました。こんな寒いのにワンピースを着ていなかった?しかも子供と手を繋いで歩いてたよね?と。

私にもそう見えました。そぉいわれれば、この時期ワンピース一枚なのはおかしい。しかもこんな夜遅くに子供と歩いているなんて。友人は更に、このへんの近所にあのくらいの小さい子供がいる家はない、と。

しかも抜け道もない、近くに家もお店もない一方通行の田んぼ道を、歩いてるのはおかしいと。

言われてみればその通りです。通りすぎた一瞬のことで頭はまわらなかったけど、何十年もここに住んでいて、隣近所のことを知り尽くしている友人がいうんだから、明らかにおかしいのはわかりました。

でも、それと同時に、幽霊なんじゃないか?という恐怖心もうまれました。友人と、怖いけどやはり気になる、戻って確かめようという話になりました。

一本道の田んぼ道なので、Uターンができず、やっとあった民家てUターンをしました。あの場所からこの民家まで家はありません。抜け道もありません。ドキドキしながら、来た道を戻りました。

時間にして、数分しかたっていないのですが、やはりさっき見た白いワンピースの女性と子供の姿はありませんでした。二人とも怖くなり、コンビニには行かす、友人の家に戻り過ごしました。昼頃まで寝ていた私たちは、さすがにお腹がすき、出掛けることにしました。

昨日あったあの出来事は忘れ、何を食べようなどと話ながら車に向かって、車に乗ろうとしたとき、昨日夕飯を食べた後洗車をして、ピカピカのはずの車のフロントガラスに、大人と子供だと思われるの手の跡が、びっしりと付いていました。やはり幽霊だったのだと気付き、お祓いをしてもらいました。