幼い頃に体験した「虫の知らせ」を感じた今でも不思議なエピソード

不思議な体験談

私が小学生の頃に体験した話です。昔から「虫の知らせ」とはいいますが、本当にこんな不思議なことがあるんだと思って大人になった今でも衝撃的でとても頭に残っています。小さい頃はとても怖かったですが、今ではそんなこともあるんだなあ、という話です。

私が小学生だった頃の話です

もともと私も含め私の家族は、特に誰かが強く霊感があるわけでもなく、心霊体験などがあるわけではありませんでした。

そんな私と妹、父、母四人家族に起きたとっても不思議な体験談です。
一つ目は、花火大会に家族四人、車で出かけた際に起きた出来事でした。その頃、父方の私達からすると叔父にあたる人が病気で入院して、いつ何が起きてもおかしくない状態とは言われていました。花火大会に来た車で私たちがいた大通りはいっぱい。車がなかなか進まない中花火大会が始まってしまい、車の中から花火を見ていた時の事です。

突然何の前触れもなく車のエンジンが止まってしまい、そのまま車が動かなくなってしまったのです。
ガソリンがなくなってしまった訳でもなく、車も前の車がかなり古かったので買い換えたばかりでした。

そのまま大通りで立ち往生してしまい、レッカー車を呼ぶと言う事態になってしまったのですが、後で聞いてもなぜ車があの時止まってしまったのかは原因不明でした。

そんな大騒動があって帰ったその日の夜中に電話がかかってきて、入院していた叔父が亡くなったという連絡が来ました。
母がその時「もしかして叔父さんが知らせに来たのかもしれないね」と言ったのがとても印象に残っています。

もう一つ目の話も私が小学生の頃です

その頃も父の兄が、まだ若いながらに癌になってしまい、入院していた頃です。何度か両親とお見舞いに行きましたが見るたびに痩せていって、もうそろそろ覚悟しておかなければ、という頃でした。

家の中にあるガラスの引き戸のある棚から私が折り紙を取り出そうと開けた時です。普通にいつものように開けたら突然ガラスがバリン!と音をたて、綺麗に真っ二つに割れたのです。本当にびっくりしたのでとても覚えています。何かを特にぶつけたわけでも、ひびが入っていた訳でもなく本当に突然。

母から見てもあまりにも不自然な割れ方だったので、「まさかお義兄さんになにかあったんじゃないだろうね」と言っていたその夜、父の兄が危篤だという事を告げる電話がはいり、亡くなってしまったのです。
「虫の知らせ」とはよく聞きますが本当にこんな事があるんだと、あまりにも衝撃的で、そして子供ながらにとても怖くて今でも鮮明に覚えています。

その後も特に霊を見たり霊感があるような体験もなく、母方の親族が亡くなるときも虫の知らせのようなものはありませんでした。
今でもとても不思議な体験です。皆さんの周りでも突然不可解な出来事が起きたら、それは誰かからの「虫の知らせ」かもしれません。