私が小さいときに見た小さな青色の女の子を見た不思議な体験談

不思議な体験談

これは、現在からかなり前のことで、もう30年ほど前のお話になります。
その当時、私は6歳か7歳頃だったと思います。
その頃住んでいた自宅の畳間の上に敷布団と枕があり、薄い掛け布団をかぶって眠るのが、いつもの私のスタイルでした。

たしか季節は夏の前頃

空気は湿気を少しだけ帯びており、蒸し暑さほどはないものの、薄明かりの電気をつけたまま眠りにつこうとしていたのですが、その日は頭や気分が何となくぼんやりとしていて、いつまでも眠れそうにない気がするなぁと思う夜だったのを覚えています。

気がつくと、いつの間にか眠りに落ちていたようで、ふと目を覚ました私は、敷布団のすぐ目の前にある大きなガラス窓に目をやり、その後、あ。。。と思ったまま身動きが取れなくなってしまいました。

そのガラス窓の向こうには、天井から地面まで大きな配水管があり、その配水管の中央よりやや下側の方に、小さな青色の女の子の姿が見えました。
セミロングで肩に髪をおろし、スカート、もしくはワンピースを着ているようなシルエットで、顔などは全く見えませんでした。

その女の子は歩いているような、足を動かしているようにも見え、そしてこちら側に近づいてきているようにも見えました。
私は何故そこに女の子が居るのか、そして現れたのか分かりませんでした。

私は夢を見ているのか寝ぼけているのか分からず

女の子から目を離し、別の方を見て、もう一度女の子の方を見ると、やはり女の子はそこに居ました。
少しずつ怖くなってきて、近くで寝ている母をお越し、向こうに女の子が居ると一生懸命説明しているのですが、母にはさっぱり女の子は見えず、分かってもらえませんでした。

もしかしたら、車や外からの灯りの反射かもしれないとも思いましたが、配水管のあの位置に青色の光や車のライトなどが当たり、それが青色の女の子の形に見えるというのは、どう考えても難がありました。

女の子の存在がまだ信じられなくて、家の中に青く光るようなものがあるのかとその辺りを見回したぐらいです。
どうしたらよいものか考えても全く分からずで、私はただただその女の子から目が離せませんでした。

何とも言えない気分になってきて、でもこのまま眠りにつけそうにもない状態がしばらく続きました。
しかし、次に気がついたときにはすでにもう夜が明けており、朝になっていました。
そしてまた夜を迎えたのですが、その青色の女の子は再び現れることは一度もありませんでした。