意味怖 答え解説付「にーちゃん」「でどでんこめんさん」「赤ちゃんが・・・」

意味がわかると怖い話

意味がわかると怖い話の「にーちゃん」「でどでんこめんさん」「赤ちゃんが・・・」を紹介。2ちゃん発祥のクイズのような推理のような、怖いけどクセになる不思議で面白い意味怖を答え解説付でまとめました。サクっと読めるよう短編を中心に、少しでも怖さが和らぐように恐怖の意味怖を猫が、意味怖の解説(答え)を犬が語ります。

意味怖 答え解説付「にーちゃん」

私は未だにどこか呆然としていた。太郎が、あんなに大事に育ててきた太郎が、突然
死んでしまい心に穴が空いたかのようだった。
にーちゃんにーちゃんと慕っていた次郎も
まだ兄の死を受け入れられておらず、にーちゃんはまだ生きてるよ、
すぐ前みたいに一緒に遊べるよ、などと言っている。
ああ、ついに火葬だわ…。太郎を入れた棺が、火の中へ入っていく。次郎もついに
泣きだした。にーちゃんが泣いてる、
太郎にーちゃんが泣いてるよ。そう言ってびいびい泣いた。それを見て私も
もう耐えきれなくなってしまい、ひとしきり泣いたはずなのにどこからか涙が溢れだした。
一粒、また一粒と。でも太郎は安らかに逝ったと信じたい。だから私は次郎に、
しっかりと諭した。おにいちゃんは泣いてないよ今も天国で笑ってるよ、と。しかし次郎は言った。ちがう
よママ、にーちゃん泣いてる、今も苦しそうに泣いてるよ…。

(『ちがうよママ、にーちゃん泣いてる、今も苦しそうに泣いてるよ…。』
文章の内容を見てみると、
太郎(にーちゃん)が生きたまま火葬されていることになる。
更に不自然な改行であるため、
文章の最初の一文字を縦読みしてみると、
『私死にますあ泣太も一しよ』
↓ ↓ ↓
『私死にますあなたも一緒』
となる。

意味怖 答え解説付「でどでんこめんさん」

オランダといえば、うちの田舎にこんな伝承がある。
でどでんこめんさん。
昔、江戸時代にうちの田舎に
「でどでんこめんさん」って言う鬼?が現れたらしい。
大きくて肌が赤くて異様な服を着てたらしい。
で、「でどでんこめん、でどでんこめん」
って繰り返すもんだからそう呼ばれたらしい。
でどでんこめんさんは鬼なのに怖がりで、
いつも震えていたから庄屋さんが蔵にかくまってあげたらしいけど、
結局、海から仲間が来て怖がるでどでんこめんさんをつれて帰ったらしい。
って言う話なんだが、
これって鎖国時代に出島から逃げ出したオランダ人の話かな?

(『でどでんこめん』
これはオランダ語でde doden komen
意味は『死者が来る』
『海から仲間が来て怖がる』
異国の地にいる以上に仲間を怖がるのだから、
de doden komenと言うのであれば、
この仲間たちはすでに死んでいる。

意味怖 答え解説付「赤ちゃんが・・・」

前の車のリアに
「赤ちゃんが乗るはずでした」
ってステッカー
いつも以上に車間距離をとった

(流産でもしてしまったのだろうか…。
ステッカーということは、
わざわざこのような言葉を自作して
貼っているということ。
相当深い傷を負っていることがわかる。
流産の辛さはわかるとしても、
やはり当の本人ほど辛さがわかるわけではない…