山間のキャンプ場の肝試しで「怪異」に遭遇した恐怖の心霊体験

恐怖の心霊体験談

学生時代に合宿で山間のキャンプ場に出かけました。催し物の一つとして、肝試しが企画されていました。ある神社を男女数名で夜中に歩いて訪れた際に、私は見てしまったんです。白い服をまとった髪の長い女性の姿を。

大学二回生の頃でした。他大学とのサークル交流の一環として、県内の山間にある某キャンプ場を訪れることになりました。

敷地内にはバーベキュー施設、池、神社、遊具などがあり、子ども連れでも楽しめるようなところです。各自、車や公共機関を利用して集合場所に到着しました。それから部屋割りと荷物を整理して活動に取り組みました。

親睦を深めることが主目的であるので、ウォークラリー大会を開催しました。私の所属する大学がホスト役を務めていたので、私たちは準備に追われていました。

私は、5箇所にクイズや仕掛けをして、通過者を確認する作業をしていました。その後、キャンプ場でカレー作りをしました。材料を切る役割、調理をする役割、盛り付けをする役割と3つにグループをあらかじめ分け、作業に取り組んでもらいました。

その後順番で風呂に入ることに、話も弾み午前も回ったころ、誰かが肝試しをしようと誘ってきました。男女数人で近くの神社へ行って帰って来るというものでした。

私は軽い気持ちで、参加することにしました。参加人数も20名はいたので、4つのグループに分かれ、交代で行くことになりました。キャンプ場から歩いて10分くらいの距離ですが、とても長く感じられました。

神社について視線を感じました。その方向を見ると、白い長襦袢をまとった髪の長い女性が私たちのほうを見ているではありませんか。元の場所へ戻ると、私の友人も同じものを見たと言いました。これが最初で最後の心霊体験でした。さすがに、背筋がぞくっとしました。