城崎温泉の近くに住んでた祖父母、高齢になってからは自由気ままにいきていた祖父が亡くなりお葬式に行き、帰ってきた夜に金縛りにあいました。寝ていると急に体が動かなくなってしまい、「もしかして金縛り?」と思った時に見えたのは、なんと兵隊の姿をしたおじいさんでした。
共働きだった我が家は夏休みや冬休みになると姉と二人いつも母方の祖父母宅に預けられていました
祖父は、漁師や農家をしながら元気にしており、コーヒーや甘いお菓子が大好きな人で、おやつの時間にはいつも買ってきてくれたお菓子を一緒に食べるのを楽しみにしていました。
だんだん歳をとり自宅でほとんど過ごすような毎日でも、大好きなコーヒータイムが楽しみだったようです。
そんな祖父が亡くなり悲しみの中滞りなくお葬式も終わり、一人暮らしの部屋に帰ってきた夜に金縛りにあいました。
もともと霊感があるのか、小さい頃から不思議な体験をしたり金縛りにあうこともありその日が初めてだった訳ではなかったのですが、その日は、不思議な体験をしたなぁと今でも思います。
大好きだった祖父が亡くなり、色んな思い出なんかを思いだしながら寝たのですが、突然キーンと耳鳴りがしたかと思うと身体が動かなくなってしまいました。
『もしかして金縛りに?』と思ったとたんに、兵隊さんがあらわれて横にいる気配を感じました。
重く感じまったく動かない身体にキーンという耳鳴りの音や心臓がドキドキしている音などが聞こえてきて、たまに起こる金縛りとは全然違うのでパニックになりそうでした。
何とか身体を動かそうとしても動かず、見えている兵隊さんが私の上にのしかかるようになり重くて息が出来ないほどでした。
怖さと心臓のドキドキの音や重くて動けない身体、何とかしないとと思い、あせりながら、金縛りになった時はいつもはまず手を動かしてみます。
怖い中でも少し冷静に手が動くかやってみました。なんとか手首が動かせたので、次は腕全体が動くかやってみました。
そうすると何とか腕が動かせたのでその腕を反動つけて寝返りをするように
大きく持ち上げて身体を動かしてみました。そうすると、本当にごろんと転がるようにさっきまであんなに重く感じていた身体が軽くるなるのを感じました。
乗っかっていた兵隊さんが転がるようにきえていき、ぱっと起き上がる事が出来たのですが冷や汗で身体もパジャマもぬれています。
今のはなんだったのだろう?まだ怖くてドキドキしながらも考えてみました。大好きな祖父なのか?それとも戦争を体験した祖父に関係していることなのか?
少し落ち着き電気をつけることも出来ましたが、怖くてもう眠る事が出来ません。眠るとまた同じ事がおきるのでは?そう思うと身体がふるえてきます。
その当時付き合っていた彼氏に連絡をしてすぐにきてもらいましたが、その晩からしばらく眠るのがとても怖かったです。
それ以来金縛りに合うことはあっても、兵隊さんが出てくることはありませんし、あれほどドキドキした金縛りもありません。
本当に金縛りなのか?未だにわからないですが、怖い体験をしたなぁといまだに忘れることはありません。
こうして書かせていただいて、思い出しても怖いですが、何かの暗示だったのかもしれないですね。ありがとうございました。