とあるビジネスホテルでベッドメイクとして働いていたときのこと、嫌な感じのする部屋が何部屋かあります。体が締め付けられる感覚になり息苦しさとともに、冷や汗が出てきます。しかし、清掃のお仕事なのでお客様が出た後には必ずその部屋にはいらなくてはならず恐怖の日々でした
私がとあるビジネスホテルのベッドメイクの仕事をしているときの体験です。
私が働いていたホテルは2カ月に一度、あなたは何階の担当です。と、お仕事をする階が変わります。
階によって嫌な感じの部屋があったりなかったり、なのですが嫌な感じのする部屋がある階にあたったときは、かなりキツかったです。
日当たりが悪く薄暗くて空気も重く、私の体が締め付けられる感覚に息苦しさ、冷や汗が出てきます。しかし、そんな中でも、清掃のお仕事なので耐えて清掃するしかなかったのです。
階によっては、そんな部屋が3部屋続きます。
最初は私の考え過ぎ?と思っていましたが、同僚に聞くと姿は見えないにしても肩を触られた、名前を呼ばれたなどと同じ部屋で嫌な体験をしていたのです。同僚とは、仕事終わりに背中を叩きあったり、塩を持ち歩くなどして最小限ですが対策をします。
しかし、あの締め付けられる感覚になってしまったときは、ただただ「私は何もできません。出てって」と心の中で叫ぶことだけです。
もう一つ気になったことがあります。
清掃が終わるまでは部屋のドアは開けっ放しにしておきます。部屋を出て廊下での作業もあるのですがその時、背後からファー、ファーとドアから人が出てくる気配が凄いんです。
それも普段、何でもない部屋からです。
仕事が終わり姉に「今日、何だか凄かった」と話したら「今日はお盆だからね」の言葉に納得したのです。