とあるデザイン会社で勤務していた際、ほとんど霊感のない私でもハッキリ見えた、全然怖くない幽霊のように透明な男性のことなのですが、いったいどんな人物でどうして現れていたのでしょうか。「見せろ!」って言うのです。
とあるデザイン会社に勤務していた際、打ち合わせで過去の資料デザインを見せていただいていた際、雇い主が、「これ見たことないか?」と、吹き出しながら見せられたイラストがありました。
中腰で法被姿で踊っている姿を描いた男性のイラストだったのですが、私は何がおかしいのかが分かりませんでした。
「見せろだ」笑いを噛み殺しながら簡単に資料の説明してくれました。
私は霊感がほとんどないのですが、それからだいぶ月日がたったある日、自分のパソコンと机の前に、男性が中腰で立っており、「見せろ!」と言っている姿がはっきり見えました。
紺の背広姿で七三分け、割と大柄で顔はのっぺらぼうのように見えず、体は透けています。
ゼスチャーが大袈裟で、なぜか全く怖くなく可笑しいのです。
元々その会社は絵を描く会社だったそうなので、そういう欲求の何かが出てもおかしくないと思えるほど不思議なことが度々起きていたためあまり気に留めませんでした。
用を済ませてトイレのドアをあけたとたん、ドアのすぐ真前に真面目な様子で立っていて「見せろ!」と居た時は流石に驚きましたが、
不思議とコミカルで全く怖くなく、ユニークな出現の仕方だなあと感心した位です。
どのような時に出てくるのかは心当たりがなく未だに不明です。
ある時、自宅で弟に何の説明もなく真似して見せたところ、笑いをかみ殺していたので会社のことだけでなかったようです。
それを見ていた母も、そ~いえば、飼ってた金魚の○○ちゃんもよくそういうポーズしていたよね、と笑っていました。
かつて知らな過ぎる、と言われたことがあったのですが、私だけ知らない事が多いようです。