当時住んでいたアパートで起きた、なんとも不可思議な出来事。
長野県在住。Aさんの体験談
洗面台の鏡に人の手が映り込んだり、室内の照明が突然消えたり、トイレのカギが中から突然音をたてて閉まってしまったり、トイレの中のトイレットペーパーが常に長い状態で下がっていたりなどの現象。
それは私たち家族が体験した本当に不思議な出来事です
4年ほど前、次に住むところの仮住まいとして1か月だけ借りていたアパートでの出来事です。
築年数がそう古くはないアパートだったのですが、引越ししてきた当日から 本当に不思議な出来事が次から次へと起こったのです。
引越しをしてきたその日。
疲れ果てていた私たちは、荷物の後片付けもそこそこに、リビングのソファーでテレビを見ながら一息ついていた時のことです。
時間帯はだいたい夜の7時くらい。
突然リビングの電気が消えてしまったのです。
何度も試してみましたが点く様子がなく、困った私たちは、不動産屋さんに電話を入れました。
すぐに不動産屋さんがきてくれて
電球を替えたり、他に悪いところはないか?をみてくれたのですが どこも悪いところはなし。。。
この物件を紹介してくれた不動産屋さんは申し訳なさそうに、私たちに謝罪し、翌日対応してくれることを約束して、その日は帰っていったのです。
不動産屋さんが帰ったあとしばらくして、さっきまで消えていた電気が今度は点いたり消えたりを繰り返し始めました。
この時点で私たちは電気照明器具の不具合だとしか思っていませんでした。
しかし、その夜。
お風呂に入ろうと浴室に行きお湯を浴槽に入れようとしたときに、なんとなく人の気配を感じたのです。
きっと引越しの疲れのせいね!と思っていた私
何気なくお風呂場横の洗面所の鏡で自分の顔を見てみると、私の背後に人の手が映っていたのです。
慌てて振り向いたのですが、当然、私の後ろには誰もいません。
なんだか不思議だなぁと感じ、お風呂場に行ったのですが、人の気配というか、今度は誰かに見られているような感じがしたのです。
しかし誰もいるはずもなく。。。
そのあと少々の違和感を感じながら家族全員がお風呂に入り終えたのです。
そして就寝しようと、就寝前にトイレに行った時のことです。
トイレの中にさっき備え付けたばかりのトイレットペーパーが下の方にダランと伸びていたのです。
私は家族に、トイレットペーパーの件について聞いてみました。
しかし夫からも、子どもからも知らないという返事。
たまたま偶然だろうと思い、そのまま用を足し、トイレから出てきました。
もちろん今度はきっちりとトイレットペーパーを確認して
次に娘がトイレに入ったのですが、トイレの中から娘の声が。
娘の話によると、誰か人の気配がするというのです。
そしてさっきちゃんと確かめたはずのトイレットペーパーが、また下の方に長く垂れ下がっているのです。
やはりこの物件には何かある!と確信しました。
明日になったら不動産屋さんに事情を聴いてみようと思った私たち家族。
最後に夫がトイレに入ろうとしたその時、夫がトイレの前に立った途端に中からガタンと音がしたと思ったら、中から鍵が勝手にかかってしまったのです。
さすがに引越ししてきたその日に、立て続けにこんな不思議な現象が起こると、夜を迎えるのが少々不安でした。
そして翌朝、昨日の不動産屋さんに事情を話すとこんなことを
私たちの引越ししてきたアパートが建つ前は、大家さんの自宅があったそうです。
大家さんたちは少し離れたところに家を建てて住むことになりその跡地にアパートを建てたそうです。
そのアパートの場所に、大家さんの亡きお父さんが、以前の自宅と思って度々出てくるということだったのです。
私たちは不思議なことに、いろいろな現象が起きたのにも関わらず、嫌な感じはしなかったのです。
ただ、これからの1か月、こんなことが続くと思うと気が滅入りましたが
その話を聞いた数日後、部屋のちょうど真ん中あたりにお香を焚き、窓という窓を全部開け、少しでもこの現象が治まるかと思い除霊的なことをやってみました。
するとお香の煙が部屋の対角線上にきれいに流れ始めました。
するといきない部屋のどこからかともなく、ドタン!バタン!と大きな音が。
その音と同時にお香が消えたのです。
なんとなく直感的に、この部屋の中にはもうさまよっている霊はいない!と感じました。
その夜から あのような不思議な出来事はなくなりました。