10年ほど前の恐怖体験 寮生活で聞いたハイヒールのような足音

恐怖の心霊体験談

中学生の時寮に住んでいたのですがある夜急に

神奈川県在住。Fさんの体験談。

足音が部屋の中でしだしました。もちろん中学の寮なので先生の可能性もあります。しかし部屋の扉が開く音が全くしませんでした。その足音は二日間しておりあまりの恐怖に布団くるまるとにいつの間にか朝でした。それから音はしません。

もう10年以上前の話です。その当時中学生だった私ですが、その時通っていた中学が田舎の中学で広い町内に一つしかなく、遠くに住む生徒は学校のすぐ近くの寮で平日5日間を過ごしていました。

寮の部屋は5人から6人で割り振られており、廊下から勉強部屋にはいり勉強部屋から寝室に入れる構造でした。

私は読書が好きで普段から夜遅くまで読書していたのですが、ある夜勉強部屋の方から急にハイヒールで歩くようなコツコツという足音がしだしました。もちろん中学の寮なので寮母さんや先生が当直で止まっています。

しかし専用のスリッパがあるので、ハイヒールのような足音がなることはありえません。さらに扉がかなり重く、開閉の時には絶対に大きな音がするつくりになっていたのです。

その足音は突然なりだしたのでもちろん扉の開閉音はしません。その日は隣の勉強部屋だったので、そのまま布団にくるまり就寝しました。

そして次の日、この日が一番の恐怖でした。昨日と同じように読書を遅くまでしていた私だったのですが、また昨日の足音がしだしたのです。しかも今度は自分たちが寝ている寝室を歩く足音でした。

寮の寝室は病院のようにベッドをカーテンで隠せるようになっており、その日は部屋のメンバー全員がしっかりカーテンを覆っていたのですがその外側部分をコツコツと足音を立てながら何回も何回も往復しているのです。

しかもなぜか自分のベッドの近くで毎回その足音は止まります。それだけは本当に怖くなってしまい昨日と同じように布団にくるまり恐怖に震えていました。

そしていつの間にか朝になっていました。後日知り合いの霊能者に話をしてみたのですが…カーテンから顔を出していたら死んでいたかもね、と言われました。