今年の初めに脳卒中で亡くなった叔母が、旅立つ前に私に会いに来てくれました。49日の日に聞いた不思議な玄関チャイムの音。誰もいないモニターに最初は怖くなりましたが、日付を見て納得。姿は見えなかったけれど、あれはきっと叔母だったんだと思います。
今年に入ってすぐ私の叔母が脳卒中で倒れました。自宅で息子夫婦の建前のお祝いをし、ひと息つこうとソファに座り込んだまま意識を手放したようです。
私が叔母に対面した時のはたくさんの管に繋がれた病院のベッドの上でした。声をかけ、手を握り、また来るよと病院を後にした翌日、叔母は帰らぬ人となりました。
葬儀も終わり、35日で納骨も済んだある日、自宅で夕飯の支度をしていると玄関のチャイムがなりました。宅配便かな?と後ろにあるモニターを見たのですが誰もいません。実母が遊びに来ると、モニターに写らないように隠れたりするので母が来たのかと思い、急いで玄関を開けに行きましたが人の気配がありません。
エレベーター階段も見ましたが人の気配はなく、エレベーターは動いてすらいませんでした。不思議に思って母に電話すると、今は自宅で夕飯の準備をしているよ、という返答。一気に背筋が寒くなり、慌てて自宅に駆け込みました。
今あったことを母に説明している時にふとカレンダーを見ると『叔母49日』の文字が…。姿は見えなかったけれど、旅立つ前に叔母は会いに来てくれたのだと思っています。
そういえば、玄関チャイムがなったら一目散に玄関に向かう息子が全く反応しなかったので、あのチャイム自体私にしか聞こえていなかったのかもしれません。