親友の見舞いのために病院を訪れた時に黒い影と遭遇した恐怖の体験談

恐怖の心霊体験談

私には昔から霊感があり、それもよく黒い影のような人の形をした幽霊をよく見てしまう。ある日親友が入院し、その病院で黒い影を目撃してしまう。しかも病院の誰もいないエレベーターで。その影は親友の病室に入っていった。

私は19歳のマイコ。私には昔から霊感がありそれもよく黒い影のような人の形をした幽霊をよく見てしまう、逆に透き通った幽霊や、本当の人間の色をしたものってあまり見たことがない。

そんなある日、私の親友が病気で入院をした。そこまで容態は悪くないと言っていたので安心していたのに、入院して2か月が過ぎた頃に容態が急変したのだ。

「最近・・ちょっと痩せた気がするけど、本当に大丈夫?」心配になり、お見舞いで声をかけた私、親友は力なく笑う。

「病院って空気がよくないっていうか、なんかここにいるだけで悪いものに連れていかれる気がするのよ」そんなある日、私がいつものように親友のお見舞いに病院に行くと、エレベーターに乗った瞬間、耳鳴りがして背後に嫌なものを感じた。私は昔から幽霊が見える体質ではあるのですが、病院という場所、エレベーターに密室で誰もいないことが、とにかく恐怖感を煽った。

私はボタンの前に立ち正面を向いたまま親友のいる病室の階に行くまで待った。エレベーターが止まり、無事に降りたのですが、なんと私の背後から黒い影のような人の形をした霊が私を通り抜かした。

黒い霊を見たのは初めてのことだったので驚いたのですが、はっきりと人の形をしていて、それは親友の隣の病室へと入っていったのだ。そして、数日後・・・親友の隣の病室のおじいさんが亡くなった。「あたしね、最近怖い夢みるの」随分と痩せてしまった親友はある日のお見舞いの時にそう言った。

「すごくリアルな夢なんだけど、真っ黒い女の霊がここの病室に入ってきて、わたしの頭から顔を覆うように食べようとする夢なの。こう、私の顔に、霊の髪の毛が垂れ下がるのがすごく不気味で・・怖くて・・。

もう夜、眠るのが怖いのよ」そんな夢を見るなんて…誰もいないこの個室の部屋で、親友はさぞ不安で仕方がないだろう。「今度、もし付き添いの許可が出たら私も一緒にいてあげるから」
私がそう言うと、親友はにっこり笑った。