昼寝中に体が軽く感じた幽体離脱の怖い実体験談

恐怖の心霊体験談

とある夏休みのときでした。私はまだ高校生で、することもなくて家で弟とゲームをしながら夏休みを満喫していました。疲れてしまって、縁側でウトウトクーラーが効いた部屋で日向ぼっこしながら寝てしまっていたときのことです。

ふと目を覚ますといつもより体が軽いなと感じて周りを見渡すと私が下で寝ている光景が見えたのです。

あれ、これって幽体離脱?と最初は夢かもしれないしお気楽に考えていて、だからといって自由に動くこともできなくて、夢なら早く覚めてくれたらいいのにと思っていました。

ですが、数分して徐々に体が上に上にと上がっていくのを感じました。それは何かに引っ張られているような感覚で、徐々に体から離れていき、家の屋根を突き抜けて空へと引っ張っていかれてしまいました。

本能的にこれはヤバイのではないかと感じました。理由は分かりませんが、このまま行ってしまえば戻ってこれない感覚があって、背筋が凍ったような冷や汗が出るような、とても不快な感覚と胸騒ぎがしたのです。

ですが、体は自由には動かない。そうこうしていると家など見えなくなってしまって、そのまま雲の上まで到達しました。

景色を楽しむ余裕などあるはずもなく、帰りたい一心でもがきますが、それでもまだ上がっていく。

最終的によくテレビなどで映る大気圏の様子まで見えたとき

「私は戻りたい、嫌だ!」と叫んでいたのだと思います。すると、「お前はいらない」とふと声がしたような感覚があって、次の瞬間にあの引っ張られていた感覚が消えたのです。

何を思う暇もなく、私の体は幽体のはずなのに重力に従って、そのまま急速落下。ゆっくり登ってきた場所を隕石かなと思うレベルで落ちていくのです。それはもうあまりに早くてなにもみえないし、気分も悪い。そのまま建物とかが肉眼で見えるようになった次の瞬間には、自分の体に衝突していました。

そして、その衝撃で本当の体は目が覚めて、飛び起きました。久しぶりに体が自由に動かせる感覚にホッとしつつ、自分が冷や汗をかいていることに気づきました。涼しいはずの部屋もなんとなく気持ち悪く感じたのを覚えています。

あのまま引っ張り上げられていたらどうなっていたのか、思い出すだけでもゾッとします。

そして、あの声みたいなものはなんだったのかは未だに分かりませんし、本当に聞いたのかも明確ではありません。声だったのかさえわからないですが、その音が聞こえたから、私は戻ってこれたのかなと思っています。そして、私はそのときの怖さを忘れることはないです。