【山の怖い話】遊び半分で訪れた深夜の山道にある旧国道

恐怖の心霊体験談

霊感の強い友人とドライブに行ったときのこと…。「山道」や「旧国道」はやっぱり怖いと思い知らされました。それから特に旧国道は近づくことができません。遊び半分で立ち入ってはいけない場所が、たくさんあるのだと実感…。

免許を取得したばかりで浮かれていた友人と一緒にドライブに行こう!と深夜誘われました。

若かった私も面白半分でついていくことに。車だからこそ行ける、山のなかの旧国道がある。ちょっとした心霊スポットにもなっているので行ってみようと。怖い気持ちもありましたが、それ以上に好奇心が勝ってしまいました。

ちょっと国道を外れると、急に民家も街頭もなくなります。「対向車が来たらどうするの?」というくらい細い山道に入りました。街頭がないので不気味なくらい真っ暗。

道は塗装されていますが、ガードレールはありません。もちろんUターンもできないので、前に進むしかありません。それでも夜中に山道をドライブするという、非日常にすっかりテンションが上がっていた私たち。

窓を開け車内はカラオケモードで軽快に山道をすすんでいきます。それまで愉快に話していた友人が、突然無言になりました。どうしたの?おなかでも痛くなった?と心配した私。すると、「すぐに窓を閉めて!」と叫ぶ友人。

訳もわからず窓を閉めようとしますが、閉まらないのです。壊れてるの?と聞いても、友人は無視。ものすごいスピードで山道を抜けます。

恐怖におびえた数分後、山道を抜けて大きな国道にやっと出ました。すると、閉まらなかった窓も何事もなかったようにすっと閉まりました。友人がかなり疲れた様子だったので近くのコンビニで休憩。

「なんか嫌な気持ちになった」とのこと。詳しく教えてはくれませんでしたが、山道に入る前はきれいだった開けた窓。閉めたときに、びっしりと手の跡がついていたことが答えだとわかりました。