怖話短編集

恐怖の心霊現象から感動して笑える心霊体験など今まで見たこともない不思議な怖い実話エピソードが満載

恐怖の心霊体験談

沖縄に行く時は必ず故人を敬う気持ちを持っていきます。

まずは高校の修学旅行の話。
県下で初、修学旅行先が沖縄になった年でした。ちょうど長野オリンピックの時で、羽田空港を出るとき日の丸飛行隊が優勝に向かって盛り上がっている時でした。羽田も雪がちらつく2月の事です。

高校の修学旅行の時と大学時代の話です。

沖縄に行く時は必ず故人を敬う気持ちを持っていきます。の画像

那覇に着き、いわゆる沖縄戦の戦跡巡りをしていたんですが、ある田んぼの横道で降ろされ、市の職員の後に続き洞穴に連れていかれました。
そう、防空壕だったのです。

沖縄戦の悲痛さを学習するため、ひめゆりの塔や平和記念公園には行く事は予め知っていましたが、なぜか急に防空壕見学が加わったのです。
誘導され、中に入ると、真っ暗闇。懐中電灯数台で照らされた内部は、かなり広い空間が広がっていました。

数ある防空壕の中でも、案内された場所は大型の場所のようで、棚やトイレ、ベッドのようになった所などかなり色んな手入れがされていました。
それもそのはず。

負傷兵が運ばれた野戦病院だったのです。
そんな話を聞いているうちに、自分の周りに冷気が満ちてくるような感覚があり、手足が冷たくなりました。

頭がぼぉーっとして、意識が飛びそうになったのです。
私がぐらついたのに気づいた友人が
「大丈夫?!」って肩を揺らして声をかけてくれたのがよかったのか、急に楽になるような、重たくて冷たい感じが「ふっ」と無くなったのです。
たぶん、色んな映像が脳裏に浮かび、頭が混乱して気絶しそうになったんだと思います。

数年後、大学の友人と夏休みを利用してまた、沖縄を訪れました。

数年後、大学の友人と夏休みを利用してまた、沖縄を訪れました。の画像

高校の時の体験があるので、友人に頼み、今回は海で泳ぐ目的を中心に。
レンタカーを借りていたので、パイナップルパークや美ら海水族館には行きましたが。
その帰り、食事をしながらホテルへ車を走らせていると、運転していた友人が急に、
「あれ?また同じ道に入っちゃった」と言ったのです。

カーナビついているし、私含め4人でいるのに、迷う?
不思議な感じがしたんですが、ひとまず車を進めていくと、どんどん暗闇の中に入って行ったのです。
カーラジオも聞こえなくなり、ふと外を見ると、小さな石の家が無数にありました。
沖縄独特の墓石です。

暗いし、車内はなんだか暑苦しいし、空気が澱んできているのがわかり、私の横にいた友人が、
「窓を開けよう!」って言いました。
その瞬間、私は冷や汗がドバーっと溢れ、首が苦しくなり、息づかいが激しく、頭の中で、
「窓開けたら入ってくる!」と思い、
「開けるな!絶対ダメ!」と叫んでいました。
びっくりする友人たち。

私をみて、深刻さを感じたのかすぐに
「引き返そう」って行って戻ったのです。
その最中も気持ちが悪くて、窓の外から見られているような気がして。
実際、大通りに出て明るく街路灯が点った時、私の横にいた友人が声を挙げてびっくりしていました。

だって、窓に小さな子供の手の跡が薄く残っていたのです。
沖縄はリゾート開発が進んでいて、私たちも南国の風と沖縄タイムといわれるゆったりとした時間に魅せられよく行きますが、やはりこういう場所なのだと肝に銘じて、訪れる時は覚悟を決めないと行かれない場所なのです。
戦争の悲しい記憶を忘れては行けないのと、故人を悼みながら今ある環境を感謝しないといけないと思います。

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