ある日友達数人と心霊スポットに行くことにしたわたし。霊感のある子もひとり連れて行きました。地元の観光地とされているのですが、地元民の中では立派な心霊スポットとされています。おもしろ半分だったわたしたちが体験した、恐怖。
ある日わたしは友達数人で心霊スポット巡りをすることにしました。だれか霊感のある子がいた方がおもしろいと思い、霊感のある子をひとり連れて行きました。
最初の場所は、ため池がある神社です。地元の観光地とされていますが、地元民の中では心霊スポットです。
真っ暗な足場の悪い道を歩いていくと、そこには鳥居があり、そこから入っていきます。
霊感のないわたしたちでも、夏場なのに寒くなるような不気味な場所なのですが、霊感のある子が鳥居を超えた途端、具合が悪くなって動けなくなりました。
「すごいたくさんいる。早く帰らないとやばいことになる。」
顔は真っ白になりうずくまっている友達を見て、本当にやばいと思い友達を抱えてわたしたちは急いで車に乗り込みました。
夏場だったのに車の中は寒かったです。エンジンをかけて、車を出発させようとしても車がなかなか走りません。
霊感のある子が「すごいついてきてる。早くここから抜け出さないと。」と言いました。
いくらアクセルを踏んでもノロノロとしか走りません。
ノロノロと車を走らせ、ある程度その場所から離れるとふつうに走り出しました。
すると車のガラスにたくさんの手形がついていたのです。
本当に背筋が凍りました。
おもしろがって心霊スポットにいくのは、もうやめました。
