地元の有名心霊スポット旧トンネルでの恐怖心霊体験談

恐怖の心霊体験談

熊本県にある有名な心霊スポットの旧トンネルでの恐怖体験です。友だち数人で旧トンネルに肝試しに行ったのですが、友だちがトンネル内でふざけておしっこをしていまいました。その後その友だちはおかしくなり、今どこでなにをしているのかわかっていません…。

あれは大学生になったばかりの頃の夏のある日のことです

当時は大学の長い夏休み。私とA男、B助、そしてお調子者C也の4人は毎日のように遊んでいました。

夏休みも後半に近づき、田舎に住んでた私たちは対してすることも暇を持て余していました。そんなある日突然A男が「なぁー暇だし。旧トンネルに肝試しにでも行かね?」と言い出したのです。

私はたいして乗り気ではなかったのですが、することもなく暇でしたし、なによりC也がノリノリだったため、旧トンネルに行ってみることにしました。

旧トンネルは山の中にあり、新しく道路が整備されたことで使われなくなったトンネルで昔から有名な心霊スポットで名前だけは知っていました。

旧トンネルに向かう車内は、音楽をガンガンかけ、異様に盛り上がっていました。長い夏休みですることもたいしてなく、暇を持て余していた私たちにとって新しい刺激だったためテンションが上がっていました。

そうこうしているうちに旧トンネルに向かう山道に差し掛かりました。今はだれも使用しなくなった道路とうこともあり街灯もなく静まりかえっており、異様な雰囲気が漂っていました。

それまで音楽を聴き、騒いでいた私たちですが、異様な空気に飲まれいつしか喋る人もいなくなり音楽だけが激しく流れている状況でした。

助手席に乗っていたB男が「音楽止めていい?」と言ったことで、運転していたA男がスイッチをいじり音楽が聞こえなくなりました。「そろそろつくぞ(A男)」いよいよトンネルの入り口に着きました。

トンネルに電気はなくただ真黒な穴が山に空いてるようでした

「行くか!」意を決したようにA男がいうと車はゆっくり進み出しました。トンネル内は真っ暗でシーンと静まり返っていました。

私は後ろの席にC男と一緒に座っていたのですが、変な声が足元の方からかすかに何か聴こえてくるのに気づきました。私はきっとA男が音楽を止めたのではなく音を小さくしたのだと思いドアの下のスピーカーから音が聞こえているのだど思いました。

しかしぼそぼそ聴こえてくるのがなんだか気持ちが悪く、「なあーA男、音小さくするんじゃなくて音楽しっかり止めてくれる?」と頼みました。「ん?音楽消してるぞ」とA男に言われ私は背筋が凍るのを感じました。

では今私の足元で聴こえる声はいったい何なのでしょうか。そのとき「全然幽霊でてこねぇじゃん。つまんね」とC也が言い、続けて「ちょっと俺外出てみるから車止めろよ」と言い出したのです。

私は足元の声のこともあり「やめとけ」と言ったのですが、声に気づいているのは私だけのようで他の二人も「面白そうじゃん」「いけC也」と煽るようなことを言い、車を止めてしまいました。

車のライト以外は前も後ろも真っ暗でまるでブラックホールの真ん中にいるようなそんな雰囲気の中C也が車をおり、「幽霊さーん。出てきてください。

いないの?俺にビビッてるんだろ」と大声で叫び出しました

そしてあろうことかいきなりズボンを下げ、立ションベンをし出したのです。

「あいつバカだ」と他の二人も笑いながら見ているのですが、私はやばいと危機感のようなものを感じていました。C也もションベンが終わると「なんもいないじゃん。つまんね」と車に戻ってきました。

その後出口まで何事もなく進み、またUターンしてきた道を戻りA男の家に向かいました。山を抜け、A男の家が近づいてきたころにはB助とC也は寝てしました。A男の家に着き解散することになりました。

C也は私のバイクでニケツしてきていたので寝ぼけているC也を起こし、バイクの後ろに乗せ出発しました。A男の家をバイクで出た瞬間、C也がううう~と突然声を出し、私に寄りかかってきたのです。

「どうした?」と声を掛けたその時、突然C也が私の首を絞め耳元で「ゆるさない」とつぶやいたのでした。それはC也とは全く違う声でした。

私は叫びながらUターンをし、A男たちがいるところに戻りました。そして今あったことをみんなに話しました。C也は私につぶやいて以降眠っています。

その日は眠っているC也をみんなで抱え、A男の家に泊まることにしました。そして次の日にみんなで旧トンネルに誤りに行こうと決めました。次の日にみんなでロウソクと線香を買い、トンネルに向かいました。

昨日C也が立ションベンをしたところに着くと、それぞれ線香に火をつけ手を合わせ「すいませんでした」と謝り、車に乗り込みました。

「これで大丈夫やろ」というとA男はエンジンをかけ車を走らせようとした時、C也が「あっ」と大声を上げ、外を指さしました。

先ほど火をつけお供えした線香…C也が置いた線香だけなぜか激しく燃えあがっていました。その後逃げるように帰り、うなだれるC也を励ましながら解散することとなったのです。

この日を境にC也は私たちとも遊ばなくなり、大学でも姿を見なくなりました。家にも行ったのですが引っ越しをしたのか誰もいませんでした。

それ以来今でもC也がどこでなにをしているのかわかりません。彼が元気なことを祈るばかりです。